ベビーフック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:25 UTC 版)
「ショット (バスケットボール)」の記事における「ベビーフック」の解説
定義は諸説ある。一般的には、通常のフックショットよりも腕(ひじ)の曲げ方が小さい、または手首だけのスナップで打つフックショットのことを、ベビーフックと呼ぶようである。両足がコートに付いた状態で打つフックショットを指すこともあるが、ジャンプした状態でベビーフックを打つこともある。マジック・ジョンソンがこのショットを得意としていた。どちらかと言えばトリッキーなショットに分類される。
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ベビーフック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 00:48 UTC 版)
「1986-1987シーズンのNBA」の記事における「ベビーフック」の解説
マジック・ジョンソンとラリー・バードが衝撃のNBAデビューを果たして早8年目を迎えたこの年。リーグに新たな風が広がる中、ファイナルではロサンゼルス・レイカーズとボストン・セルティックスの、80年代最後の対決が行われた。 NBA史上屈指の名チームとされる両チームも、高齢化の波には逆らえなかった。レイカーズはカリーム・アブドゥル=ジャバーはまもなく40歳を迎えようとしており、パット・ライリーHCはチーム内の比重を変える必要に迫られていた。そのライリーからあらゆる点でチームの中心になることを求められたマジックは、ヘッドコーチの期待に見事に応え、キャリアハイとなる23.9得点を記録し、4度目のアシスト王にも輝いた。またジャバーから手ほどきを受け、新たな武器となるフックシュートも身に着けている。若手のバイロン・スコット、A.C.グリーンはチームに欠かせない存在となり、ベテランのマイケル・クーパーは未だリーグ屈指の好ディフェンダーだった。またシーズン中に獲得したベテランセンターのマイカル・トンプソンは、セルティックスに比べやや貧弱だったインサイド陣の補強に大きく貢献した。レイカーズは高齢化という問題をベテランと若手をバランスよく配置することで見事に克服し、80年代に入って最高勝率となる65勝を記録。リーグ全体でもセルティックスを抑えて1位となった。 一方セルティックスは高齢化という綻びが少しずつチームを蝕み始めていた。先発5人の平均年齢はレイカーズよりも2歳以上高く、さらにビル・ウォルトンは交通事故に遭って72試合を欠場、スコット・ウェドマンは踵の故障でシーズンをほぼ全休するなど、ベテラン選手が次々と離脱する不幸がセルティックスを襲った。極めつけはドラフトで全体2位指名したレン・バイアスの急逝であった。急激にベンチの層が薄くなったセルティックスは先発5人でシーズンを戦い抜かなければならず、バード、ロバート・パリッシュ、ケビン・マクヘイル、デニス・ジョンソン、ダニー・エインジの全員が平均35分以上(30歳を迎えたバードは40.6分)の出場を強いられた。リーグ屈指の先発陣を誇るセルティックスは59勝を記録し、カンファレンストップの成績を収めるも、プレーオフに入る頃には皆疲弊し切っていた。バード、パリッシュ、エインジは故障を抱えるようになり、マクヘイルはシーズン後半に舟状骨の骨折と靭帯を傷つける怪我を負うも、なおもコートに立ち続けた。 レイカーズはプレーオフを11勝1敗と圧倒的な強さで勝ち上がった。一方疲労困憊のセルティックスは2年連続で同じ組み合わせとなったシカゴ・ブルズを全勝で降すも、続くミルウォーキー・バックス戦では第7戦にまで持ち込まれる辛勝となった。さらにカンファレンス決勝でも新興チームのデトロイト・ピストンズに苦戦し、2勝2敗のタイで迎えた第5戦では、試合終盤の残り5秒で106-107の1点ビハインド、おまけにピストンズボールとセルティックスは窮地に立たされた。しかしアイザイア・トーマスのインバウンドパスにバードが値千金のスティールを決め、そのままデニス・ジョンソンにアシストを送り、逆転勝利を果たした。シリーズはまたもや第7戦までもつれた末にセルティックスが勝利したため、バードのスティール、そしてトーマスのパスミスはシリーズの行方を左右した重要なプレイとなった。セルティックスは4年連続でファイナルに勝ちあがり、2年ぶり、80年代に入って3度目、そして80年代最後のレイカーズ対セルティックスの対決が実現した。
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