ベビーフードの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 15:54 UTC 版)
ベビーフードは大きく分けてドライタイプとウェットタイプがある。ドライタイプはいわゆる乾燥食品で、その中には粉末ドライタイプ、フリーズドライタイプなどがある。粉末タイプは出汁の素やクリームソースなどの調味料類に多く、離乳食の補助的役割を持つものが多い。また、粉末ジュース、お茶などの飲料も多く見られる。フリーズドライタイプの商品では粥、スープ類のほかに乾燥させた果物がある。これらドライタイプの特長は好きな時に好きな量だけ使えるという点である。 一方、ウェットタイプはレトルトパウチタイプや瓶詰めタイプが挙げられる。これらの特長は調理された食品であるため、ドライタイプ以上に栄養バランスに優れている所である。特にレトルトパウチタイプのベビーフードは今日のベビーフード業界の中で最も主力を担っているジャンルで、ここの売上でシェアが決まるとまで言われる。 瓶詰めタイプは製造しているメーカーは少ないものの、最大の特長は安全性と最も賞味期限の長い保存性である。安全性が謳われる理由は容器のためである。レトルトパウチや紙製容器が決して危険というわけではないが、瓶は古くからその安全性が保証されている容器である。但し、一度開封した際は、その食品を一日で使い切ってしまうことが望ましい。どうしても余る場合は冷蔵庫に保管し、極力早めに使い切るべきである。常温放置は厳禁で、無添加故に雑菌が繁殖する危険が高く、更にその瓶の密封性が仇になって雑菌の温床を作るからである。 その他、ベビーフードには飲料(瓶、ペットボトル容器、ブリックパックなど)、お菓子類及びお菓子の材料がある。 また、アレルギーに対してであるが、全ての乳児がアレルギー体質というわけではないので、小麦、落花生など原因となる特定品目を使用しているものはかなり多い。しかし、その際には必ず、表示が義務づけられているし、表示義務の5食品を使用していない商品もあるので、消費者の問題になることは少ない。
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