ヘドロ

デジタル大辞泉

へどろ

河口・海岸・沼などの底に堆積(たいせき)してできた柔らかな泥。特に、産業廃棄物や有機物などが堆積したもの。

環境用語集

ヘドロ

流れの緩やかな河川，運河，港湾等の水底に通常存在する水分を非常に多く含んだ軟らかい泥のことです。パルプ工場廃液によるヘドロの堆積がその例です。

土木用語辞典

ヘドロ

吐（へど）と泥（どろ）の混合語。未処理の下水や工場からの廃液、遺棄物が海岸に集まってどろどろに固まったもの。

産廃・リサイクル・環境用語辞典

ヘドロ

　河川や海域の水底に堆積した有機物の多い沈降物。

　通常、嫌気性細菌がその有機物を徐々に分解してメタンガスや硫化水素を排出する。水銀などの有害金属やＰＣＢなどの有害有機物を含んでいる危険性もある。

水質用語集

ヘドロ

生活排水や産業排水に伴って排出された浮遊物質、あるいはプランクトンの死骸や微細な粘土粒子などが、河川、運河、内湾等の暖流部の水底に沈殿し形成された浮動性に富む軟らかい泥をいいます。一般に有機物を多く含むヘドロが堆積している水の中では、溶存酸素がほとんどなくなり、嫌気性微生物（酸素の欠乏状態でよく増殖する細菌）の働きで有機物が分解されて、メタンやアンモニア、硫化水素等の悪臭ガスが発生することが多くあります。

隠語大辞典

ヘドロ

読み方：へどろ

1. 泥土。

分類 ルンペン／大阪

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ウィキペディア

ヘドロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/04/01 23:13 UTC 版)

ヘドロとは、河川や沼、池や湖、海などの底に沈殿した有機物などを多く含む泥。底質の構成物の一種で河川底質を構成する場合もあるのである。

ウィキペディア小見出し辞書

ヘドロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/02 02:24 UTC 版)

「銀牙伝説WEED」の記事における「ヘドロ」の解説

カマキリの部下。カマキリがユキマサを殺した際ユキマサの子供であるヒロを逃げさせた。この行為がばれてテツに殺された。

ヘドロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/01 20:21 UTC 版)

「ダムと環境」の記事における「ヘドロ」の解説

ダム湖底には上流より多くの有機物が流入する。本来ならば河口域まで流され、次第に分解していくはずのものであるが、それらが湖底に堆積し、撹拌の行われないことによる酸素の少ない条件下で分解することで、次第にヘドロとなる。古いダムには、多くのヘドロが堆積し、これが大きな問題となっている。放置すれば水深を減らし、水質を悪化させる。かといって、下流に流せばより広範囲にわたって汚物を流すことになる。したがって、出し平ダム（黒部川）で行われた第1回連携排砂事業は大量のヘドロを下流に流し、漁業に深刻な影響を与えた。また、熊本県で予定されている荒瀬ダム（球磨川）撤去についても、この検討が十分になされていないとの指摘されており、撤去により下流に与える影響が懸念されている。

Weblio日本語例文用例辞書

「ヘドロ」の例文・使い方・用例・文例

• 処理した汚水のヘドロが、肥料として使われる
• 乳酸菌は発酵によりヘドロを分解する。
• ３月に行われた試みでは，EM菌を含んだ泥だんごは，汚染された川からヘドロと悪臭をうまく取り除いた。