プシキャット / ミッドナイトパンサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 09:32 UTC 版)
「ミッドナイトパンサー」の記事における「プシキャット / ミッドナイトパンサー」の解説
街から街へ馬車で移動しながら共に活動する仲間かつ家族であるが、それぞれに血縁関係は存在しない。 ルウ / ルキシュ 三姉妹の三女。15歳。褐色の肌とショートの髪を併せ持ち、まだまだ色気より食い気の活発な美少女。体形はケイやソニアより華奢という設定であるが、原作ではバストサイズが安定しておらず、話や場面によってまちまちに描かれている。暗殺の際には、剣と自身に仕込まれた猛毒を使う。龍国王バドの暗殺の際にはソニアに倣って寝床を共にし、猛毒を塗った肌を舐めさせた後、首を断った。 正体は、先代の龍国王と王妃の間に生まれた女子。龍国の王族は男子しか王位継承権を持てないため、自分の子より先に生まれた側室の子であるバドに王位を継承させまいと考えた王妃によって男子として育てられたが、そのことを知らないまま反乱を起こしたバドに追われて川へ落ちた果てにババに拾われた、4年後の姿である。背中にはバドに追われた際に生じた傷痕が残っており、元は白かった肌もババの薬で褐色にされ、それ以来毒の効かない身体となった。 バドには川へ落ちて死んだものと思われていたためもあり、暗殺後は幽霊化した彼に付きまとわれて嫌がることとなるが、無意識下では兄のバドこそが理想の男性であるため、複雑な思いに悩むこととなる。 シドが旅のメンバーに加わった後は、彼を無邪気に誘惑しシドを惑わせている。 ソニア・星(せい) 三姉妹の長女。18歳。色白な肌と脚まで届くストレートの髪、そしてケイ以上に男性を魅了する肢体を併せ持った淑やかな美女。暗殺の際にはその体でターゲットを誘惑し、首に素早く自身の長い髪を巻き付けて絞殺する。三姉妹でただ一人処女でなく、性に関してかなり奔放な面がある。 育ての親であり肉体関係もあったラルフのことを憎むと同時に愛しており、再会のたびに憎まれ口をたたきながらも誘惑し、ベッドを共にする。死を目前にし現れた彼の看護をするためソニアはプシキャットを離れようとした。 寂しい目をした男に惹かれることが多く、仕事と無関係に性的関係を結ぶのは線の細い薄幸そうな男が多い。時には初対面であっても自分から積極的に体と唇を使って誘惑し、散らかった机の上や周りを敵に囲まれる中での狭い舟の中など場所も選ばない。ラルフの幻覚を見せられた時は幻覚であることをわかりつつも楽しむために白昼堂々服を脱いだ。男のあしらい方、喜ばせ方はラルフから教え込まれたもの。 花のお江戸でも胸を患った男・氷雨と恋仲になっており、いったん別れたが物語終盤、ソニアの前に現れている。 ケイ・シンクレア 三姉妹の次女。16歳。色白な肌とウェーブの髪、そして男性を魅了する色気と旺盛な食い気を併せ持った陽気な美女。暗殺の際にはヒョウへ変身してターゲットに素早く襲いかかり、食い殺す。変身後の身体能力はヒョウそのものと化しており、常人には反撃できない。 ソニアに次ぐ色気の持ち主であるが、興奮すると変身してしまい気がつくと惚れた男を食べてしまっている。ゆえに未だ処女である。食べてしまえば永遠に自分のものであり、それが惚れた男を手に入れる一番の方法だからだ。 変身能力からもわかるように生粋の人間ではなく、物語が進むにつれて実は人工的に造られた存在であるという出生の秘密も示唆される。 物語中盤、黒豹のデモンと出会い恋人となった。完全な猛獣であり能力的にケイを上回るので食べることはないようで、むしろ人の姿のままデモンに肌を味わわせて楽しんでいる様子が作中で描かれている。 ババ プシキャットの受付兼マネージャーにして、ミッドナイトパンサーの元締め。お金には極めてうるさい守銭奴の小柄で醜い老婆であるが、若い頃は三姉妹にも劣らない美人だった。
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