フェブダーシュ男爵家
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「星界シリーズの登場人物」の記事における「フェブダーシュ男爵家」の解説
※ ロイについてはリンク先を参照。 アトスリュア・スューヌ=アトス・フェブダーシュ男爵(リューフ・フェブダク)・クロワール 声 - 子安武人 第3代フェブダーシュ男爵。星界軍予備役十翔長。スルーフの息子で、ロイの兄。帝国暦952年没。金属光沢の仄かの青色の髪と切れ長の目、冷笑的な口元で頭が肩幅に比べてやや大きい。自分の価値観を他人に押し付けるきらいがある。スルーフ曰く「劣等感の塊」で、地上人の男を毛嫌いしている。父を監禁し、自分以外のアーヴと会わないように引き篭もり、自分を崇拝する地上人の女性だけで家臣を固めていた。緊張すると食欲がなくなる。ロイによると好物はセムリューシュ伯国産の林檎酒、海亀の羹、梨の糖蜜煮。犬が好きだが、「アーヴには猫がふさわしい」と考えており実際に猫を飼っていた。 自分の領地を守るという口実のもと、燃料補給のために男爵領に立ち寄ったジントとラフィールを足止めする。日課として乗っていた武装交通艇「フェブダーシュの淑女」号でラフィールとの戦闘に臨み、敗北、死亡。同船は銀河中心核に向かって慣性航行しているが、遺書には亡骸を銀河の外に向けて流して欲しい旨を書いていた。 アトスリュア・スューヌ=アトス・フェブダーシュ前男爵(リューフ・レカ・フェブダク)・スルーフ 声 - 麦人 第2代フェブダーシュ男爵。クロワールとロイの父親。晒したような白髪、白い眉、がっちりした体格をしている。遺伝形質は地上人のものだが地上世界の出身ではない(母が従士の時にラクファカールに生まれた)。穏和で飄々とした好々爺だが、娘からは韜晦趣味があると評される。ジントを「少年」と呼ぶ。 もと造船翔士であり、居住区間であるフェブダーシュ男爵城館を自ら設計した。クロワールにより城館内の一室に監禁されていた。同じ部屋に監禁されたジントとともに、ラフィールにより救出され脱出。クロワールの死後男爵領の統治者に復帰する。スファグノーフ沖会戦後、男爵領が人類統合体が侵攻の足がかりとしたケイシュ193門(現在のバスコットン門)に最も近かったため、トライフ艦隊により家臣たちとともに帝都へ護送され、男爵家帝都城館に住んでいた。帝国暦958年の帝都侵攻に際し、ロイ、ジントに別れを告げた後、帝都防衛団の一員として帝都城館を使用して参戦。旧友2人とともに戦死。 初代フェブダーシュ男爵 本名不明。惑星ディ・ラプランス出身の女性。スルーフの母親。故郷が人口過剰で、家庭の事情もあって星界軍に志願し、掌兵科従士となる。その後結婚しスルーフを出産する。造兵修技館に入学するが卒業までに離婚している。造兵修技館卒業後、造兵翔士となる。後に技術元帥に昇進し、艦政本部長官に就任。退役後、帝国暦906年頃フェブダーシュ男爵に叙爵。男爵領で育てていた孫のクロワールとロイが長じてラクファカールへ行った直後に男爵領で生涯を閉じた(時期不明)。
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