ファンオース公国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:38 UTC 版)
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」の記事における「ファンオース公国」の解説
元々はホルファート王国の公爵領だったが、独立したことで対立・戦争をしていた国家。互いに侵略してきたのは相手側と認識していたが、実際は配下の寄子貴族の謀略によって戦争を引き起こされており、先代の公王夫妻は講和をしようとして謀殺されていた。 ヘルトルーデ・セラ・ファンオース 声 - 雨宮天 ファンオース公国の公女にしてゲームの「第1作目」のラスボスである少女。長い黒髪で、白い肌に赤い瞳が特徴的な細身で貧乳。 リオン達とは公国の先遣隊として王国の学園の修学旅行を襲撃した時に出会う。魔笛と呼ばれる魔物を操るロストアイテムを使い敵対をする。修学旅行帰りの学園生の船を襲撃しアンジェを拉致するが、リオンに拉致され返される。 しばらく王国にいたが、宝物庫に死蔵されていた魔装の腕を公国に送った。ヘルトラウダが亡くなり、配下の寄子貴族の謀略によって踊らされていたことを知ると自らも守護神を呼び出すが、マリエが理解を示したことによって翻意する。 リオンの実力を知ってからはことあるごとに公国へ勧誘していたが色よい返事はもらえなかった。戦後にエルフの里長から聞いた予言を思い起こし、利益だけではなく真摯にリオンを誘っていれば良かったのかと悔いのある様子を見せた。 戦後は王国の支配下となった公国を立て直すために働く。 ヘルトラウダ・セラ・ファンオース ヘルトルーデの妹。姉とよく似た容姿だが、胸が豊か。魔笛の扱いでは上回る能力を持つ。 実は「3作目のラスボス」だったが、リオンによってヘルトルーデが拉致されていたため、守護神を呼び出して亡くなった。魔笛 公国に2本だけ伝わっていたロストアイテム。横笛の形をしたそれを奏でることで、魔物を呼び集めて使役するほか、守護神と呼ばれる巨大な魔獣を呼び出せる。ただし、守護神を呼び出せば召喚したものは命を失い、召喚をリセットすると魔笛そのものが砕け散り2度と使えなくなる。 バンデル・ヒム・ゼンデン 公国子爵。「黒騎士」の二つ名を持ち、公国の英雄でクリスの父である「剣聖」が一度も勝てなかった強者。王国との戦争で妻子を亡くしており、忠誠心以上に復讐心が強い。 ヘルトルーデがフランプトンから譲渡され公国に送った魔装と融合してリオンと戦う。あわやというところまでリオンを追い込むが、魔装に侵食されたことで復讐心のみの怪物となり敗れる。 ゲラット 声 - 黒田崇矢 公国伯爵。巻いた髪型と髭が特徴の男。ヘルトルーデと共に修学旅行帰りの学園生徒が乗る客船を襲撃。人質としてアンジェを連行し、残された者たちは全員処分すると宣言した。 人質として連行されたアンジェを奪還すべく、突入してきたリオンにショットガンのストックで殴られて昏倒させられた際にルクシオンによって髭を永久脱毛処理される。品性は低く、リオンと動員された学園生徒によって戦況が逆転すると自身の名誉のために魔物を無秩序に呼び集める手段を使った。このことで味方からもたこ殴りにされてリオンが捕らえた際にはすでに拘束されていた。戦闘後はリオンによって使える装備を残らず取り上げられて浮島に放置された。 ヘルトルーデが拉致された際には事前に決められていたとはいえ見捨てることを宣言したことから伯爵以上の貴族が戦争を主導していた模様。
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