ファミリー・ラインとは? わかりやすく解説

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ファミリーライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 00:09 UTC 版)

ファミリーライン(Family line)、あるいはメアーライン(Mare line)、母系(ぼけい)または牝系(ひんけい)とは、における母方の系図(家系)のことをいう。起点となる牝馬の名を取り「~系」と呼ぶ。同様に父系のみに焦点をあてたサイアーライン(メールライン)がある。

概要

競走馬の血統においては、その近親関係は母系を基準に考えられる。生産の現場では牝馬の質の良否がそのまま死活問題となるという事情から、ファミリーが特に重要視され、多くの活躍馬を送り出すファミリーについては一種のブランド化することもある。また逆の例もあり、1989年のエクリプス賞年度代表馬を受賞したサンデーサイレンスは、父に大種牡馬ヘイローを持ちながら他の近親に活躍馬が皆無であったため、種牡馬として人気が出ず、日本へと売却された。

現存するファミリーラインの多くは、その血統を遡るとロイヤル・メアと呼ばれるイギリス王室所有の繁殖牝馬群に行き着くが、これらについてはその素性・由来がはっきりしておらず、今なお議論の対象となっている。また、もともとサラブレッドとされていたが、その後に血統表の紛失などで血統を遡れないものもおり、日本ではミラとその子孫がよく知られている。これらには「サラブレッド系種」という特殊な位置を与えられた。詳細は同項を参照のこと。

おもなファミリーライン

世界のおもな名牝系

日本の牝系

関連項目


ファミリーライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:34 UTC 版)

アルサイド (競走馬)」の記事における「ファミリーライン」の解説

アルサイドの母シェニールの祖母アロー Aloe (GB) (1926年産、父サンインロー Son-in-Law (GB) 、F-No.2-f)はゴールドカップ優勝馬フォックスロー Foxlaw (GB) の全妹で、ナッソーステークスやヘーヴァリルステークス(1着: オークス馬ペニーカムクイック Pennycomequick (GB) )で2着となったアローに始まる牝系20世紀で最も重要なクラシックファミリーのひとつとされ 、オリオール Aureole (GB) (1950年産、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスリーディングサイアー)、ラウンドテーブル Round Table (USA) (1954年産、アメリカ合衆国年度代表馬北米リーディングサイアー)、*パーシア1956年産、前出)、ハイクレア Highclere (GB) (1971年産、1,000ギニーディアヌ賞)、ノウンファクト Known Fact (USA) (1977年産、ミドルパークステークス、2,000ギニー)、ペブルス英語版) Pebbles (GB) (1981年産、1,000ギニーブリーダーズカップ・ターフ)、ナシュワン Nashwan (USA) (1986年産、イギリスクラシック二冠キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス)、サルサビル(英語版) Salsabil (GB) (1987年産、1,000ギニーオークスアイリッシュダービー)、ゴーフォーワンド Go for Wand (USA) (1987年産、アメリカ合衆国牝馬チャンピオン)、ディープインパクトなどを輩出している(牝系図参照)。 アルサイドは、フリーメーソンロッジ厩舎 (英語版) (ニューマーケット)のセシル・ボイド=ロックフォート英語版調教師預けられた。

※この「ファミリーライン」の解説は、「アルサイド (競走馬)」の解説の一部です。
「ファミリーライン」を含む「アルサイド (競走馬)」の記事については、「アルサイド (競走馬)」の概要を参照ください。

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