ゴーフォーワンドとは? わかりやすく解説

ゴーフォーワンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/17 14:26 UTC 版)

ゴーフォーワンド
欧字表記 Go for Wand
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1987年4月6日
死没 1990年10月27日(3歳没)
Deputy Minister
Obeah
生国 アメリカ合衆国
生産者 Christiana Stables(アメリカ)
馬主 Christiana Stable
調教師 Willian Badgett Jr(アメリカ)
競走成績
生涯成績 13戦10勝
獲得賞金 1,373,338ドル
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ゴーフォーワンド (Go for Wand) はアメリカ合衆国競走馬1989年エクリプス賞最優秀2歳牝馬、1990年エクリプス賞最優秀3歳牝馬。1996年アメリカ競馬の殿堂入り。ブラッド・ホース誌が選ぶ20世紀のアメリカ名馬100選第72位。

ラストランであったブリーダーズカップ・ディスタフをのぞけば生涯の連対率は100パーセントという安定感を誇り、ラフィアンの再来と言われた。

競走成績

デビュー戦を4馬身差で楽勝すると続くアローワンスを18と4分の1馬身差の大圧勝で一気に注目を集める。しかし、G1初挑戦となったフリゼットステークスは僅差で惜敗してしまった。だが、次走のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズではきっちり巻き返し、その年の2歳牝馬チャンピオンに選ばれた。

3歳初戦のボーモントステークス、続くアッシュランドステークスを共に圧勝しケンタッキーオークスの最有力候補として本番に挑む。が、シーサイドアトラクションに3馬身離された2着と惨敗してしまう。しかしそこからゴーフォーワンドは復活し、G1を5連勝し再びその強さをアメリカのホースマンに見せ付けた。

こうして迎えたブリーダーズカップ・ディスタフでは堂々の1番人気に推される。しかし、最後の直線、残り半ハロンを前にして故障を発生し落馬、予後不良となってしまい、再来と言われたラフィアンと同じような末路を辿ってしまう事になった(両馬ともベルモントパーク競馬場で故障した)。騎乗していたランディー・ロメロ英語版骨盤及び肋骨骨折の重傷を負った。このレースはブリーダーズカップ史上最大の悲劇として今でも語り継がれている。その年、ゴーフォーワンドは3歳牝馬チャンピオンに選ばれた。

年度別競走成績

特記事項

本馬を記念して、アメリカのサラトガ競馬場ゴーフォーワンドハンデキャップというG2競走が行われている。

血統表

ゴーフォーワンド血統(デピュティミニスター系(ヴァイスリージェント系) / Nearco 5x5=6.25%) (血統表の出典)

Deputy Minister
1979 黒鹿毛 カナダ
父の父
Vice Regent
1967 栗毛 カナダ
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Victoria Regina Menetrier
Victoriana
父の母
Mint Copy
1970 黒鹿毛 カナダ
Bunty's Flight Bunty Lawless
Broomflight
Shakney Jabneh
Grass Shack

Obeah
1965 鹿毛 アメリカ
Cyane
1959 鹿毛 アメリカ
Turn-To Royal Charger
Source Sucree
Your Game Beau Pere
Winkle
母の母
Book of Verse
1956 鹿毛 アメリカ
One Count Count Fleet
Ace Card
Persian Maid Tehran
Aroma F-No.2-f

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