パロディ他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 22:47 UTC 版)
この作品は、メッセージ性の高さや尺加減のよさなどから、義務教育の国語教科書などで扱われ、知名度が高いため、一話完結系の連載物などでパロディの材料にされることも多い。 『ヤッターマン』(第1作)第74話「ハシレメドスの友情だコロン」(1978年5月27日放送、フジテレビ) - ハシレメドス(←メロス)を塩沢兼人が演じている。 『オバケのQ太郎』(第3作)第184話「走れメロQ」(1985年11月7日放送、テレビ朝日) - 国語の授業で「走れメロス」を取り上げていたのだが、宿題を忘れた正太は立たされていた。正太は「宿題はやってあるが持ってくるのを忘れただけ」と言い、Q太郎はそれを信じ家まで宿題を取りに行く。先生には「時間内に持ってこなければトイレ掃除だ」と言われ、正太はQ太郎がなかなか戻らないため焦りだす。やがてQ太郎が学校に戻り正太と泣きながら抱き合い、「本当は宿題もやっていなかった」と嘘をついたことを明かす。それを聞いていた先生も一応は感動するのだが、ほどなく「でもトイレ掃除はやってもらうぞ」とあっさり言う。 『ザ・ウルトラマン』「鎧を着込んだウルトラマン」というコンセプトのオリジナルキャラクター・メロスの名前の由来になっている。 AKB48 teamK 4thの楽曲『メロスの道』はこの作品をモチーフにしている。作詞は秋元康。 『蒼き流星SPTレイズナー』オープニング主題歌『メロスのように-LONELY WAY-』(歌:AIRMAIL from NAGASAKI)はこの作品をモチーフにしている。作詞は秋元康。 『走れセリヌンティウス』 - 漫画家ながいけんが、このタイトルのパロディ作を『ファンロード』誌上で発表している(後に「チャッピーと愉快な下僕ども」に収録)。原作とは全く逆で、王がメロスを信じつつも苦渋の決断をする善人、メロスは犯罪者で妹の結婚式をでっち上げ、セリヌンティウスを勝手に身代わりに立てて脱走をはかろうとする極悪人で、セリヌンティウスはメロスが戻らないことを最初から確信しており、処刑をまぬがれるために脱走、メロスを捕らえて「親友を救うために走る」というシナリオを実行させようとする。劇中の台詞も原作をいちいち反転させた利己的・邪悪なものばかりで、最後のオチも含めて全編にブラックユーモアが溢れる怪作となっている。 『新・必殺仕置人』第32話「阿呆無用」 - 佐渡へ出張仕事に向かう念仏の鉄(と仲間たち)が、寅の会の掟に際して、仲間の一人・巳代松を人質に置いていく。 『もーれつア太郎』(第1作)第71話「走れニャロメロス」 『ケロロ軍曹』(6thシーズン)第275話Bパート「ケロロ 走れケロロ であります」 『【新釈】走れメロス』(【新釈】走れメロス 他四篇)森見登美彦 『セリヌンティウスの舟』石持浅海 『風雲児たち 幕末編』(みなもと太郎) - 第2巻にて脱藩した吉田松陰をメロス、その罪をかぶった来原良蔵をセリヌンティウスに喩えたギャグを展開。 『ついでにとんちんかん』(えんどコイチ)アホその112「走れヌケス!の巻」 『団地ともお』第4話Bパート「あの坂をのぼっていくともお」 『燃える!お兄さん』第11巻「走れメロス!早見先生の巻」 『かのこん』第8巻「恋の骨折り損?」で、冒頭が「走れメロス」のパロディ。 2011年 - 2012年放送の大塚食品「MATCH」のCMで、メロスをモチーフにしたキャラクターが現代日本の高校生として登場。演じたのは手越祐也。
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