パラサイツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:49 UTC 版)
渋谷を拠点とするスカウト会社。ケツモチは美竹組。一度はバーストと共存する形での手打ちがまとまったが、最終的に田無が逮捕されて消滅した。 田無武(たなし たけし) パラサイツ社長。元々は新宿でスカウトをしていた。森長からは「タケちゃん」と呼ばれていた。 葉山によると、新宿時代は「頭も切れるし話も分かる人物だったが、どこかぱっとしなかった」とのこと。暴力事件を起こして留置場に拘留されていた森長の保釈金を払い、彼が部下になった後から渋谷で名を成すようになった。 自分が必死にまとめた話を何かとトラブルを起こしてかき回す森長に対して「社長の座を狙っているのだろう」と絶縁を宣言する。この件に関して、関は「少しトラブルがあってくらいで会社の暗部である森長を切ったのは間違いで、田無はこの世界に向いていない」と発言している。が、美竹組組長土屋を刺した森長を美竹組から助ける事を条件に、ヒットマンとなった。現在は服役中である。灰沢からは「出所したら幹部の席を用意する」と約束されている。 「バースト奪還編」では森長とトナミのタイマンの途中の回想で再登場。 この回想の時、過去にミレイが悪徳マネージャーからある芸能会社の社長へ枕営業を強要していた際、森長と共にミレイを強姦していた社長とマネージャーへ鉄拳制裁を与えていたことが明らかになった。物語終盤で刑務所での面会に毎日の様に来る森長に「暇か?」と言っている。 森長千里(もりなが ちさと) パラサイツの中心人物(専務)。 筋肉質の長身でケンカが非常に強く、タツヒコとタイマンで互角だった数少ない人物である。 在籍当時のパラサイツは実質、彼を中心にした愚連隊と化していた。 左腕にトライバルの洋彫りが何重にもあり、後に鈴木トナミによって彫り込んでもらったことが判明する。 大柄で洋彫りのある左腕、喧嘩が強いという特徴から粗暴な人物に思われがちだが、実際は義理堅く友情に熱い純情な男。語尾に「ナリ」を付けたがる癖があるが、緊迫した時には口調が荒くなる。 留置場に拘留されていた所を田無が保釈金を払って助けたことにより、彼に対して絶大な忠誠心を抱いている。 しかしながら、その行き過ぎた行動のため、次第に田無に煙たがられるようになり、絶縁に至った。そうした背景にも拘らず、その後も美竹組組長の土屋を刺したりと、彼の田無への忠誠心は変わらなかった。 後に北海道の「ねはんの宿」で働くタツヒコと再会し、拳を交えた後、彼と2人でスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げる。かつてパラサイツの幹部であったことから、スカウト会社の実務を一通りこなせるなど、意外に器用な一面も持つ。 『ドラクエ』がお気に入り。 田無絡みの事件などからヤクザを嫌っている。 (以後の詳細は上記バースト「森長千里」欄参照) チバ パラサイツの社員。愚連隊時代からの森長の部下。長髪の髭面が特徴。カエデ・アオイ姉妹を巡り、タツヒコ・犬飼らとモメる。犬飼を圧倒する喧嘩の腕の持ち主であったが、タツヒコに一撃で沈められた。この事がバーストとパラサイツの抗争のきっかけとなった。 ユータ 「バースト奪還編」で登場。元パラサイツの社員。現在は「新宿フィラリア」で活動している。ミネルバの吉川を誘拐した際、居場所を突き止めた金に見つけられ、タイマンを張るものの敗れる。この際にミネルバの金大英から地元が同じであることを明かされた。 鈴木トナミ(すずき トナミ) 元パラサイツの社員。現在はスカウト会社「新宿フィラリア」の社長。 体を鍛えることが好き。セックスした相手の女のショーツの匂いを嗅ぐことでテンションが上がる性癖を持つ。 元パラサイツ、現バーストネオ専務の森長千里とは親友同士の関係にあり、彼の左腕にトライバルタイプの刺青を彫り込んだ。 現在はフィラリアで活動し、森長やバーストネオを潰しに掛かっている。灰沢の協力により、一時期バーストの社長に就任する。樹海で森長とタイマンを張り、敗北。わだかまりが消えた後は森長を解放した。その後、新宿に戻った際にミレイに侘びと心情を吐露し、歌舞伎町を去る。
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