ナショナルトラスト運動
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ナショナルトラスト運動(ナショナルトラストうんどう)は、貴重な自然環境をとどめている土地や優れた文化財を、地域の人住民らが募金を集めて買い取ったり、寄贈したりして保護・管理していく運動のこと。産業革命期の19世紀末に英国で発祥した。日本では全国各地で50以上の団体が活動している。
- ^ 社団法人日本ナショナル・トラスト協会のウェブサイト上のFAQに記述がある。
- ^ 財団法人日本ナショナルトラストのウェブサイトによれば、大佛の紹介によって英国のナショナル・トラストが日本で広く知られるようになったという。
- ^ 財団法人天神崎の自然を大切にする会のウェブサイトの年表を参照。
- ^ 財団法人天神崎の自然を大切にする会のウェブサイトや近畿地方整備局 和歌山港湾事務所のウェブサイトにあるように、天神崎は「日本のナショナルトラスト法人第一号」とされる。
- ^ 「自然保護地1.5万ヘクタールに 市民の寄付で土地取得」共同通信47NEWS(2018年5月3日)2018年5月11日閲覧
- 1 ナショナルトラスト運動とは
- 2 ナショナルトラスト運動の概要
- 3 関連項目
ナショナルトラスト運動
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詳細は「トトロの森#トトロのふるさと基金」を参照 最東端の八国山周辺は宮崎駿が監督した長編アニメ映画『となりのトトロ』で舞台のモデルとされたことから、同作が公開された1988年(昭和63年)前後より日本国内で広く知られるようになり、作品の人気により狭山丘陵の全域は「トトロの森」の愛称を得て直接的にあるいは作品を通じて間接的に親しまれる地域となった。 1990年(平成2年)には狭山丘陵の自然と文化財を守るためのナショナルトラスト運動「トトロのふるさと基金」が設立され、翌年には1号地の買取に成功。以来、同団体は2013年(平成25年)10月時点で埼玉県所沢市内に20ヶ所、東京都東村山市内に1ヶ所のトラスト地(合計面積は約4万0,010平方メートル)を所有し、取得に投じた合計金額は約3億0,878万円に上った。その後、トラスト活動への寄付額は2018年1月時点で9億3640万円に、買取地は2018年3月までに狭山丘陵全域の48カ所、合計面積は8ヘクタール以上へと増え、所沢市に残る古民家「クロスケの家」を拠点に、トラスト地や狭山丘陵の散策といった活動を行っている。また、狭山丘陵に程近い、狭山湖に発する柳瀬川の中流部、西武鉄道池袋線が渡河する点の西側(秋津駅の西北西500メートル)、埼玉県所沢市北秋津と東京都東村山市秋津町にまたがり柳瀬川両岸にある「淵の森緑地」で柳瀬川右岸の雑木林約1500平方メートルを市民が宅地開発から守るため募金を行い東村山市に寄付するという運動も成功した。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}東村山市ではこの寄付金もあわせて、緑地を買い取ることにしている[要出典]。
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ナショナル・トラスト運動
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「霧多布湿原」の記事における「ナショナル・トラスト運動」の解説
湿原の中心部は天然記念物であるが周辺部は民有地である。1986年、地元の有志を発起人として、美しい花の湿原を後世に残すことを目的に「霧多布湿原ファンクラブ」が発足した。この活動は2000年に特定非営利活動法人である「霧多布湿原ナショナルトラスト」に受け継がれた。このトラストは民有地の買い上げや、湿原観察のための木道などの整備、自然を大切にする教育・啓蒙などの活動を行っている。これらの活動が評価され、同法人は2007年11月に第3回エコツーリズム大賞を受賞した。
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