花の湿原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 10:05 UTC 版)
花の湿原と呼ばれるのは釧路湿原などに比べて花の種類が多く花の密度が高いためである。原生花園が広がり、春から秋にかけ多様な花が咲く。特に初夏を告げる白いワタスゲ、夏の訪れと共に咲く黄色いエゾカンゾウなどは湿原一面を彩る。夏には数組のタンチョウが繁殖を行っており、ツル以外にもさまざまな鳥類が観察できる。また天然記念物に指定されている湿原のコア部分(約800ha)に立ち入る際には文化庁長官の許可が必要であるが、コア部外の湿原内には観察のための木道や展望台が整備されている。 湿原を彩る花は以下のとおりである(季節順)。 ミズバショウ、白(6月) クロユリ、濃紫(6月) ワタスゲ、白い綿毛は実の時期のもの(6~7月) ヒメオウギアヤメ、青紫(7月) エゾカンゾウ、黄色(7月) ノハナショウブ、赤紫(7月) ハマナス、赤(7月) エゾリンドウ、青(9月)
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