トロピカーナ【トロピカーナ】(草花類)
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登録番号 | 第12798号 |
登録年月日 | 2005年 2月 7日 | |
農林水産植物の種類 | アルストロメリア | |
登録品種の名称及びその読み | トロピカーナ よみ:トロピカーナ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | クンスト ブリーディング社 | |
品種登録者の住所 | オランダ王国 2441GA ニューフェン ニューフェンス ヤーフパド 93 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | J.W.M.クンスト | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は橙赤色で基部が浅黄色、側方内花被は明緑黄色で先端が橙赤色の全体に暗赤味紫色の条線が入る切花向きの品種である。草丈は中、茎の太さは細、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3307)である。葉の全形は披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は中、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度はやや大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はⅢ型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、Bゾーンの色は浅黄(同2504)、条線は無である。中央外花被の全形は広倒卵形、内面の花色の模様はⅢ型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、Bゾーンの色は浅黄(同2504)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はⅡ型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は暗赤味紫(同8909)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はⅢ型、Aゾーンの色は濃黄ピンク(同0712)、Bゾーンの色は淡緑黄(同2702)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は暗赤味紫(同8909)である。花糸の主な色は黄ピンク(同0704)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色はピンク(同0111)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。「ビクトリア」と比較して、側方外花被及び中央内花被内面の花色の模様がⅢ型であること等で、「ベアトリス」と比較して、側方及び中央外花被及び中央内花被内面の花色の模様がⅢ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、2001年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
トロピカーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/21 00:34 UTC 版)
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種類
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子会社 |
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業種 | 食品工業 ![]() |
設立 | 1947年 |
創業者 | Anthony T. Rossi |
本社 | ![]() |
製品 | フルーツジュース |
親会社 | ペプシコ |
ウェブサイト | www |

トロピカーナ・プロダクツ(Tropicana Products, Inc.)は、主にフルーツベースの飲料を製造するアメリカの多国籍企業である。1947年にアンソニー・T・ロッシによってフロリダ州ブレイデントンに設立され、1998年から2021年までペプシコが所有していた[1]。トロピカーナの本社はシカゴにあり、オレンジジュースの製造に特化している。
歴史
1940年代のフロリダでに進物用のカットフルーツビジネスで成功したアンソニー・ロッシは、オレンジ・ジュースの瞬間殺菌技術を見て1949年に「トロピカーナ」のブランド名でジュースビジネスに参入した[2]。
トロピカーナはジュースから水分を取り除く蒸発乾燥装置を開発することで冷凍濃縮ジュースという技術革新をもたらし、冷凍ジュース市場でのトップブランドとなった[2]。1954年には、ごく短時間だけ加熱する新しい瞬間殺菌法を導入し、冷蔵状態で管理されるチルドジュースの製造へとつながった。物流面での技術改良も積極的に行われ、コーティング紙を用いた紙パックの開発をアメリカン・キャン・カンパニーに委託し、1969年には柑橘ジュース業界で最初に自前の紙パック製造工場を稼働させている[2]。
日本においては、1991年にキリンビバレッジと合弁会社を設立し、ライセンス生産による販売が開始された[3]。紙パック製品の販売は小岩井乳業が行っていたが、2011年からは江崎グリコに委託を行っている[4][5]。日本において主なペプシコの飲料(ペプシコーラ、ゲータレード、マウンテンデューなど)はサントリーフーズがライセンス生産を行っている中でキリンが販売している本製品は異例と言える。また、明治製菓よりその果汁を使ったキャンディが発売された。
2021年8月3日、ペプシコはトロピカーナブランドの売却を発表した[1]。投資ファンドPAIパートナーズに対し33億ドル(約3600億円)で売却され、PAIと共同で設立される新会社の株式39パーセントを所有する予定。米国内で健康志向の高まりを背景にした糖分が多い飲料を避ける傾向が顕著となったことから販売が低迷したことによる[1]。
脚注
- ^ a b c “ペプシコ、「トロピカーナ」売却 糖分不人気で収益力低下”. 中日新聞 (2021年8月3日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c ピエール・ラスロー 著、寺町朋子 訳『柑橘類の文化誌:歴史と人の関わり』オーム社、2010年、178-179頁。ISBN 9784903532608。
- ^ “トロピカーナの原点”. キリン・トロピカーナ. 2017年5月25日閲覧。
- ^ “キリン、「トロピカーナ」など出荷停止 グリコの障害で”. 日本経済新聞 (2024年4月23日). 2024年5月3日閲覧。
- ^ “江崎グリコ社システム障害に伴う、トロピカーナ紙パック商品などの出荷停止について”. キリンビバレッジ株式会社 (2024年4月24日). 2024年5月3日閲覧。
関連項目
- トロピカーナ・フィールド(Tropicana Products社によるネーミングライツ)
外部リンク
固有名詞の分類
- トロピカーナのページへのリンク