トルティーヤとマサを使った料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 03:21 UTC 版)
「メキシコ料理」の記事における「トルティーヤとマサを使った料理」の解説
トルティーヤはメキシコ人の主食である。北部では小麦粉のトルティーヤが作られることが多いが、それ以南ではアルカリ処理をしたトウモロコシをすり潰して作るマサ(生地)で作ったトルティーヤが一般的である。トルティーヤは多くの軽食のベースにもなる。尚、トルティー“ジャ”が本来の発音(スペイン語)に近く、その表記で統一された書籍等も多い。 タコス (taco) - 肉や野菜など様々な具をトルティーヤに挟んだ料理サルサ・ロハ、サルサ・ベルデなどトウガラシベースのサルサやワカモレを付けて食べる。 本場メキシコでは軟らかいトウモロコシのトルティーヤを使った料理である。パリっと揚げたタコシェルを使ったタコスはテクス・メクス式。 トトポス (totopos) - トウモロコシのトルティーヤを小さく切って乾燥させ、揚げたもの。サルサ、フリホレス・レフリトス、ワカモレなどをつけて食べる。 トスターダ (tostada) チラキレス (chilaquiles) - トトポスをサルサで煮た料理 エンチラーダ (enchilada) - トルティーヤを油で軽く焼き、唐辛子ベースのソースをからめて肉やチーズを巻いた料理。ソースを先にトルティーヤにからめてから油で焼くこともある。 ブリート (burrito) - 小麦粉のトルティーヤで肉などの具を巻いた北部の料理。 ケサディーヤ (quesadilla)焼く前のマサを薄く延ばしたものにチーズを挟んでからコマルで焼いた料理。焼いたチレ・ポブラーノを細く裂いたものやエパソーテ(アリタソウ)を一緒に挟んでもいい。サルサ・メヒカーナ(salsa mexicana)を付けて食べるとおいしい。 シンクロニサーダ (sincronizada) - 小麦粉のトルティーヤにチーズを挟んで焼いたもの。 ウェボス・ランチェロス (huevos rancheros) - メキシコ風目玉焼きメキシコで朝食によく出てくる料理。油で軽く焼いたトルティーヤの上に目玉焼きを乗せ、上からサルサ・ランチェラ(salsa ranchera)を掛ける。ワカモーレを添える家庭も多い。 タマル (tamal) - ラードを混ぜて味をつけたマサに肉などのフィリングを詰め、トウモロコシの皮(南部の熱帯地方ではバナナの葉)で包んで蒸した料理。 トラユーダ(英語版、スペイン語版) - メキシコ風のピザ。 タキートス(英語版)
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