テレビ東京および系列局の対応
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「ポケモンショック」の記事における「テレビ東京および系列局の対応」の解説
本事件後、テレビ東京は再発防止の対策がとられるまで、特番を含め『ポケットモンスター』関連の放送を全て休止すること、及び『おはスタ』で『ポケットモンスター』関連の情報を調査結果が判明するまで扱わないことが発表された。また、事件翌日の1997年12月17日に放送された『少女革命ウテナ』にて、前日放送分の『ポケットモンスター』の録画視聴を控えるよう注意喚起するテロップが各局別で流された。その翌日の18日に放送された『おはスタ』では、番組の冒頭にメインMCだった山寺宏一が口頭で録画を視聴しないよう呼びかけた。 本事件の翌週以降、本放送枠は大半がアニメ『学級王ヤマザキ』に差し替えられる事態となった。その他にもテレビ東京ではポケモンの関連番組及び関連するコーナーの放送自粛、レンタルビデオ店からアニメを撤去するよう、遅れネットにて放送されるローカル局に当該放送分以外の回も含めて放送を自粛するように要請した。遅れネットでは翌日12月17日に岐阜放送で放送される回が最速となる予定だったが、こちらも差し替え番組が放送された。一部のネット局は別のアニメの再放送・遅れネットやアニメ以外の遅れネット番組を編成した。 1998年4月11日13:00 - 13:55 には、本事件の経緯等を説明する検証番組『アニメ ポケットモンスター問題検証報告』が、テレビ東京系列6局で放送された。また、5日後の4月16日に再放送された。 放送中止となった年末年始特別番組は以下の通り。 『情報!ソースが決め手』(12月30日 17:00 - 17:30) - 関連特別番組として「お父さんのためのポケモン講座」と題して放送予定だったが、ポケモンについて扱っていたため内容を同番組の年間総集編に差し替え。 『64マリオスタジアム・スペシャル』(12月30日 18:00 - 19:00) - タイトルでは記されていないものの、番組内にポケモンのコーナーがあったため1998年1月18日に延期、代わりに『楽しいムーミン一家』(再放送)が放送された。 『大晦日だよポケットモンスターアンコール』(12月31日 9:00 - 9:54) -こちらも自粛に伴い『モジャ公』(再放送)、『NG騎士ラムネ&40』(再放送)に差し替え。 ミニ番組枠『ポケモンクイズ』 - ミニ番組の枠で放送予定だったもののこちらも自粛に伴い休止。「お年玉付き新春オススメとくばん」に差し替え。1998年1月1日1回目・9:54 - 10:00 2回目・13:24 - 13:30 3回目・15:19 - 15:24 1998年1月2日4回目・13:44 - 13:50 5回目・15:34 - 15:40 6回目・19:24 - 19:30 1998年1月3日7回目・10:24 - 10:30 8回目・12:54 - 13:00 9回目・13:54 - 14:00 10回目・15:56 - 16:00 『ポケットモンスター・冬のスペシャル』(1998年1月6日 18:30 - 19:30) - 前半は第28話から第39話までの総集編、後半は新作「イワークでビバーク」の特番となる予定だった。 テレビ東京は、日本国外のガイドラインのうち罰則も規定されているイギリスの独立テレビジョン協会のガイドラインを参考に、他局よりも一段と厳しいガイドラインを策定するため、1998年始め早々に調査団を派遣した他、アメリカにも同様の調査団を派遣した。この他に、局内調査はもちろん、外部調査チームの受け入れやアニメチェッカーの開発と導入を行うなど、事件の当事者として最大限の再発防止策をとった。
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