ジロ・デ・イタリア 2007とは? わかりやすく解説

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ジロ・デ・イタリア 2007

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/16 07:07 UTC 版)

全ステージ概要図

ジロ・デ・イタリア 2007ジロ・デ・イタリアとしては90回目の大会。2007年5月12日から6月3日まで全21ステージ、走行距離3486.2kmで行われた。

今大会の概要

悲願のジロ・デ・イタリア初優勝を狙う、ダニーロ・ディルーカが早くも第2ステージでマリアローザを奪い、第4・5ステージでも堅持したが、第6ステージで大集団の中から抜け出したマルコ・ピノッティが区間優勝のルイス・フェリペ・ラヴェルデと同タイムの2位でこの区間を終え、マリアローザを奪取。ディルーカは4分12秒差の総合3位に転落。さらにディルーカはその後も総合順位を下げていくが、第10ステージで区間優勝のレオナルド・ピエポリに18秒差の2位に食い込み、再度総合上位圏内へ。そしてこのステージ終了後、マリアローザはピノッティからアンドレア・ノエに替わるが、2位以下も僅差で続く展開となった。第12ステージ、ディルーカは今大会区間2勝目を挙げ、このステージでノエからマリアローザを奪い返す。その後は徐々に後続との差を広げ、第19ステージでは区間2位のアンディ・シュレクに2分24秒差にまで広げる。第20ステージの個人TTでこそシュレクに29秒縮められるが、結局シュレクに1分55秒の差をつけて総合優勝を果たした。

区間優勝者とマリアローザ

区間 日付 スタート–ゴール km 区間優勝 マリアローザ
1 5/12 カプレーラ島ラ・マッダレーナ (チームTT) 25.6 リクイガス エンリコ・ガスパロット
2 5/13 テンピオ・パウザーニアボーザ 205 ロビー・マキュアン ダニーロ・ディルーカ
3 5/14 バルーミニカリャリ 181 ロベルト・フェルスター[1] エンリコ・ガスパロット
休息日
4 5/16 サレルノメルコリアーノ 153 ダニーロ・ディルーカ ダニーロ・ディルーカ
5 5/17 テアーノフラスカーティ 173 ロベルト・フェルスター ダニーロ・ディルーカ
6 5/18 ティヴォリスポレート 177 ルイス・フェリペ・ラベルデ マルコ・ピノッティ
7 5/19 スポレート – スカルペリーア 254 トル・フースホフト[1] マルコ・ピノッティ
8 5/20 バルベリーノ・ディ・ムジェッロフィオラーノ・モデネーゼ 200 クルトアスル・アルヴェセン マルコ・ピノッティ
9 5/21 レッジョ・エミリアカマイオーレ 177 ダニーロ・ナポリターノ マルコ・ピノッティ
10 5/22 カマイオーレ – サントゥアリオ・ノストラ・シニョーラ・デッラ・グァルディア 250 レオナルド・ピエポリ アンドレア・ノエ
11 5/23 セッラヴァッレ・スクリーヴィアピネローロ 198 ガブリエレ・バルドゥッチ[1] アンドレア・ノエ
12 5/24 スカレンゲブリアンソン(フランス) 163 ダニーロ・ディルーカ ダニーロ・ディルーカ
13 5/25 ビエッラ – サントゥアリオ・ディ・オローパ(個人TT) 12.6 マルツィオ・ブルセギン ダニーロ・ディルーカ
14 5/26 カントゥベルガモ 192 ステファーノ・ガルゼッリ ダニーロ・ディルーカ
15 5/27 トレント – トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード 184 リカルド・リッコ ダニーロ・ディルーカ
休息日
16 5/29 アーゴルドリエンツ(オーストリア) 189 ステファーノ・ガルゼッリ ダニーロ・ディルーカ
17 5/30 リエンツ(A) – ツォンコラン山 142 ジルベルト・シモーニ ダニーロ・ディルーカ
18 5/31 ウーディネリエーゼ・ピオ・デーチモ 203 マキシミリアーノ・リチェセ[1] ダニーロ・ディルーカ
19 6/1 トレヴィーゾコマーノ温泉郷 179 イバン・マヨ ダニーロ・ディルーカ
20 6/2 バルドリーノヴェローナ (個人TT) 43 パオロ・サヴォルデッリ ダニーロ・ディルーカ
21 6/3 ヴェストーネミラノ 185 マキシミリアーノ・リチェセ[1] ダニーロ・ディルーカ

全成績

個人総合

選手名 国籍 チーム 時間 2007 UCIプロツアー
ポイント
1 ダニーロ・ディルーカ イタリア リクイガス 92時間59分39秒 85
2 アンディ・シュレク ルクセンブルク チームCSC +1分55秒 65
3 エディ・マッツォレーニ イタリア アスタナ・チーム +2分25秒 50
4 ジルベルト・シモーニ イタリア サウニエル・ドゥバル=プロディール +3分15秒 45
5 ダミアーノ・クネゴ イタリア ランプレ +3分49秒 40
6 リカルド・リッコ イタリア サウニエル・ドゥバル=プロディール +7分00秒 35
7 エフゲニー・ペトロフ ロシア ティンコフ・クレジットシステムズ +8分34秒 -
8 マルツィオ・ブルセギン イタリア ランプレ +10分14秒 26
9 フランコ・ペッリツォッティ イタリア リクイガス +10分44秒 22
10 ダビド・アロヨ スペイン ケス・デパーニュ +11分58秒 19
11 エマヌエーレ・セッラ イタリア セラミカ・パナリア=ナヴィガーレ +13分08秒 -
12 パオロ・サヴォルデッリ イタリア アスタナ・チーム +13分30秒 13
13 イバン・パッラ  コロンビア コフィディス +14分48秒 11
14 レオナルド・ピエポリ イタリア サウニエル・ドゥバル=プロディール +17分40秒 9
15 パトクシー・ビラ スペイン ランプレ +19分13秒 7
16 ステファノ・ガルゼッリ イタリア アクア&サポーネ=カフェ・モカンボ +19分39秒 -
17 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ イタリア セラミカ・パナリア=ナヴィガーレ +23分55秒 -
18 マルコ・ピノッティ イタリア T-モバイル +30分18秒 3
19 ヴィンチェンツォ・ニバリ イタリア リクイガス +31分42秒 2
20 マリオ・アールツ  ベルギー プレディクトール・ロット +32分48秒 1

ポイント賞

選手名 国籍 チーム ポイント
- アレサンドロ・ペタッキ イタリア チーム・ミルラム 185
1 ダニーロ・ディルーカ イタリア リクイガス 130
2 パオロ・ベッティーニ イタリア クイックステップ・イネルゲティック 120
3 マキシミリアーノ・リチェーゼ アルゼンチン Ceramica Panaria-Navigare 107
4 レオナルド・ピエポリ イタリア サウニエル・デュバル・プロディール 93

山岳賞

選手名 国籍 チーム ポイント
1 レオナルド・ピエポリ イタリア Saunier Duval-Prodir 79
2 フォルトゥナート・バリアーニ イタリア Ceramica Panaria-Navigare 46
3 ダニーロ・ディルーカ イタリア Liquigas 45
4 ジルベルト・シモーニ イタリア Saunier Duval-Prodir 41
5 リカルド・リッコ イタリア Saunier Duval-Prodir 36

新人賞

選手名 国籍 チーム 時間
1 アンディ・シュレク ルクセンブルク Team CSC 93時間01分34秒
2 リカルド・リッコ イタリア Saunier Duval-Prodir +5分05秒
3 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ イタリア Ceramica Panaria-Navigare +22分00秒
4 ヴィンチェンツォ・ニバーリ イタリア Liquigas +29分47秒
5 ブラニスラウ・サモイラウ  ベラルーシ Acqua & Sapone-Caffè Mokambo +32分24秒

チーム成績

チーム 時間
1 サウニエル・デュバル・プロディール 278時間11分31秒
2 リクイガス +3分53秒
3 ランプレ・フォンディタル +6分06秒
4 アスタナ・チーム +6分56秒
5 チェラミカ・パナリアナ・ヴィガーレ +10分15秒

スーパーチーム賞

チーム ポイント
1 ランプレ・フォンディタル 408
2 リクイガス 364
3 チェラミカ・パナリアナ・ヴィガーレ 359
4 サウニエール・デュバル・プロディール 336
5 アスタナ・チーム 287

敢闘賞

選手名 国籍 チーム ポイント
- アレサンドロ・ペタッキ イタリア Team Milram 43
1 レオナルド・ピエポリ イタリア Saunier Duval-Prodir 39
2 フォルトゥナート・バリアーニ イタリア Ceramica Panaria-Navigare 36
3 パオロ・ベッティーニ イタリア Saunier Duval-Prodir 34
4 ダニーロ・ディルーカ イタリア Liquigas 29

アッズーリ・ディタリア賞

選手名 国籍 チーム ポイント
- アレサンドロ・ペタッキ イタリア Team Milram 23
1 ダニーロ・ディルーカ イタリア Liquigas 11
2 レオナルド・ピエポリ イタリア Saunier Duval-Prodir 10

脚注

  1. ^ a b c d e 当初の優勝者はアレサンドロ・ペタッキだったが、のちに剥奪された。

参考文献

関連項目


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