ジャック・イル・ダークとその関係者
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「デトロイト・メタル・シティの登場人物」の記事における「ジャック・イル・ダークとその関係者」の解説
ジャック・イル・ダーク (Jack ill Dark) 声 - 野村祐人(英語)、竹内力(日本語) / 演 - ジーン・シモンズ 過激なパフォーマンスで有名なブラックメタル界の帝王。身長190cm、体重85kg。アメリカ出身。「悪魔のギター」の通称で知られる伝説のギターをカールス・マーダーから受け継いでいる(2代目)。代表曲は『ファッキンガム宮殿』。楽屋に挨拶に行く際「実は善人なのではないか」と考えた根岸は、想像の中で本名を勝手に「サム・ハンクス」としていたが、娘のケニーもイル・ダーク姓を名乗っているため本名だと思われる。 ドラッグ、レイプ、暴力事件などで数多くの逮捕歴があり、自伝『ジャック・イル・ダーク 帝王の真実』に書かれている事柄はほぼ事実という大変な危険人物。「生まれながらの犯罪者」との異名を持つ。ライブでのパフォーマンスを兼ねて「メタルバッファロー」、「メタルコブラ」と呼ぶ獰猛なペットを飼っている。 近年になって老いによる衰えを自覚し、引退を決意。その花道を飾るべく企画されたワールドツアー『世界崩壊』で、「各国の生意気なメタルバンドを潰す」というテーマの下に来日した際、インディーズシーンで破竹の勢いだったDMCに目を付け、対バン相手に指名する。しかし、全盛期よりは衰えたりといえど自分をも上回る破滅的過激さを見せ付けたDMCを「コイツら本当の悪魔だ」と評して敗北を認め、ライブ後クラウザーに「悪魔のギター」を譲りデスメタルの未来を託した。 その後、出国の際に根岸から贈られたシイタケを空港の税関でマジックマッシュルームと間違えられてしまい、誤認逮捕される羽目になる。 来日に際しては、冷静だが不正確な訳をする日本語通訳を帯同している。 引退後はジャズに転向して失敗し多額の負債を抱え、その後ホットドッグ店や深夜の通販番組への出演も始めたものの全て失敗してしまったことが9巻で明らかになる。だが、ケニーが見つけたカニバリズムアニマルの音楽を聞いたことで心に火が点き、借金を返すためカニバリズムアニマルのプロデューサーを務める。 映画版では原作と衣装が大きく違う。 ケニー・イル・ダーク ジャックの娘で、メタルの地位向上のために父の稼いだ資金を元に設立した「プロジェクト・イル・ダーク (PID)」という音楽関連会社の代表取締役。身長176cm、体重60kg、血液型A型。アメリカ出身。巨乳で整った顔立ち。過去に日本への留学経験があるため、日本語は堪能。 DMCから富士樹海で行われる闇の一大ヘビーメタル・フェス「サタニック・エンペラー(SATANIC EMPEROR)」出場の内諾を得るべく来日し、その前にクラウザーが父から譲り受けた伝説のギターを持つにふさわしいかを見極めようとする。その際、クラウザーは彼女を国技館と寿司屋に接待した。 作中、デスレコーズ関係者以外で根岸とクラウザーが同一人物であることを理解している数少ない人物。 カニバリズムアニマル ケニーが奄美大島の山中で見つけた4人組のメタルバンド。メンバー名は全員不明。客に噛み付くなど派手なパフォーマンスをするが、クラウザー曰く「ただの野蛮なバンド」。デビュー曲は『FUCK島』。
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