シャンカラ・アーチャーリヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 06:57 UTC 版)
シャンカラ・アーチャーリヤ[1]、シャンカラチャリヤは、哲学者・宗教者でシャンカラ派(別名スマールタ派)の宗教的開祖と見なされるシャンカラ(700年 - 750年)の尊称、またはヒンドゥー教の最高指導者であるシャンカラ派の寺院の法主の尊称である。(以下、初代のシャンカラを指す場合は「シャンカラ」とする。)歴代のシャンカラ・アーチャーリヤは、ウパニシャッド聖典の真理を体得した聖者として弟子を指導し、シャンカラの化身として民間の信仰を集めてきた[2]。シャンカラ・アーチャーリヤは全インドに4人おり、現代でも宗教的・精神的指導者であり、政治にも影響を及ぼしている[3]。
- ^ シャンカラとアーチャーリヤが結合した複合語で、連声により
Śaṅkarācārya ()となる。 - ^ a b c d e f g h i j 澤井義次 「世俗を捨てた聖者シャンカラ・アーチャーリヤ」 島岩・坂田貞二 編 『聖者たちのインド』 春秋社、2000年
- ^ a b c d 杉本良男 「インドの聖者と政治 社会学・人類学的考察」 島岩・坂田貞二 編 『聖者たちのインド』 春秋社、2000年
- ^ 少しでも世俗社会に愛着心があると、出家遊行は許されない。澤井義次は、1982年から83年にシュリンゲーリ僧院に滞在した際、出家遊行者はシャンカラ・アーチャーリヤとその後継者を含め、3人だけだったと伝えている。
- 1 シャンカラ・アーチャーリヤとは
- 2 シャンカラ・アーチャーリヤの概要
- 3 概要
- 4 注釈
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