サリー・K・ライド
名前:サリー・K・ライド(Edwin W. Ride Jr.)
性別:女
国名:アメリカ
生年月日:1951年5月26日(カリフォルニア州ロサンゼルス)
飛行実績:スペースシャトル計画(STS-7/チャレンジャー号)(STS-41-G/チャレンジャー号)
サリー・K・ライドは1983年6月18日、アメリカ初の女性宇宙飛行士として、STS-7号にのり宇宙へ飛び立ちました。このスペースシャトルの名前“チャレンジャー”は、1870年代に活躍したイギリスの軍艦チャレンジャーにちなんで名づけられたものでした。
ライドは物理学士、イギリス文学士、スタンフォード大学で得た物理学修士と物理学博士の豊富な知識や宇宙での貴重な経験を生かし、現在はカリフォルニア大学サンディエゴ校で物理学の教授のほか、カリフォルニア宇宙協会の会長を務めています。
1.同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
STS-7号(1983年6月)ではロバート・L・クリッペン、フレデリック・ホーク、ジョン・ファビアン、ノーマン・サガードが同乗。STS-41-G号(1984年10月)では、ロバート・L・クリッペン、ジョン・マクブライド、キャシー・サリバン、デビット・リーツマ、マーク・ガルネ、ポール・スカリパワーが同乗しました。
2.宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
アメリカ初の女性宇宙飛行士サリー・K・ライドが搭乗したSTS-7号(1983年6月18日打ち上げ)では、カナダとインドの通信衛星を軌道上に投入したほか、初めてアメリカ・ドイツ共同ペイロード(搭載機器)を宇宙へ運びました。そして6日間の活動を終え、6月24日に帰還しました。
その後のSTS-41-G号(1984年10月5日打ち上げ)では、女性宇宙飛行士はライドのほかにキャシー・サリバンがいました。彼女はアメリカ女性初の宇宙遊泳をおこないました。この飛行でライドらは、地球放射線観測衛星を配置し、さらに船外活動によって、衛星に燃料を補給できる可能性があることを実証し、10月13日に帰還しました。
3.どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?
STS-7号では6日と2時間24分、STS-41-G号では8日と5時間23分でした。
※参考文献:的川泰宣「飛びだせ宇宙へ」岩波ジュニア新書、「日本と世界の宇宙ロケットと衛星カタログ」成美堂出版、宇宙開発事業団・編「新版宇宙飛行士になるための本」同文書陰ケネス・W・ガトランドほか/佐貫亦男・日本語版監修「世界の宇宙開発」旺文社
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