シャトル・ミールミッション
国際宇宙ステーション計画のフェイズ1は、アメリカ・ロシア共同作業ミッション
国際宇宙ステーション計画は、フェイズ1、2、3の3つのステップに分けられます。このうちフェイズ1は、1994年のロシア宇宙飛行士のスペースシャトル搭乗にはじまるシャトル・ミールミッションです。(フェイズ2、3は、実際の宇宙ステーション建設および運用です。)
1991年の米ソ宇宙協定拡大で宇宙飛行士の相互交流を取り決め
1991年7月、米ソ宇宙協力協定を拡大し、それぞれの宇宙飛行士を相手国の宇宙船に搭乗させることが取り決められました。翌1992年から、ロシアの2人の宇宙飛行士がNASAでシャトル搭乗のための訓練を開始し、1994年には初のロシア人宇宙飛行士のシャトル搭乗、1995年にはロシアの宇宙ステーション「ミール」とのランデブー飛行とドッキングの成功と、ミッションは拡大していきます。
ドッキングミッションは1995年から1998年まで9回に及ぶ
ドッキングミッションは、1995年のSTS-71(アトランティス)から1998年のSTS-91(ディスカバリ)まで9回に及びました。このミッションの目的は、宇宙ステーション建設に必要な技術の確立、宇宙環境の調査、各種宇宙実験などであり、アメリカとロシアの共同作業もまた、宇宙ステーションの建設やその後の運用に役立てるうえで大きなねらいとなっています。
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