シャトル・ミール計画の終了 (1998)
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「シャトル・ミール計画」の記事における「シャトル・ミール計画の終了 (1998)」の解説
1998年1月22日にSTS-89でエンデバーが打ち上げられ、8回目のドッキングを行った。これはシャトル・ミール計画の最後の年の最初の打ち上げとなり、ミッションではサリザン・シャリポフをミールに運び、デヴィッド・ウルフとアンディ・トーマスが入れ替えられた。ウルフのインクリメントは119日間にわたった。 最後のインクリメントの間、トーマスは先端科学、地球科学、生命科学、微小重力実験、ISSのリスク緩和などの分野で27の科学調査を行った。彼のミールに滞在は、全計画の中で最も順調に過ぎ、特色は毎週のトーマスからの「宇宙最前線からの手紙」ぐらいで、1996年3月のSTS-76以来815日間にわたるアメリカ人宇宙飛行士の継続的宇宙滞在のマイルストーンを達成し、アメリカ人はミールに合計で907日間滞在した。 6月2日にSTS-91でディスカバリーが打ち上げられ、9回目のドッキングを行い、これが最後のシャトル・ミールミッションとなった。EO-25とSTS-91のミッションではミールに水を運び、2100kgの実験貨物と物資を交換し、これをもってシャトル・ミール計画は終了した。ミールで長期にわたって利用されたアメリカの実験用品はディスカバリーに移し変えられた。6月8日9時7分にハッチは閉められドッキングが解除され、12時1分に2機は分離した。
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