国際宇宙ステーション計画とは? わかりやすく解説

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国際宇宙ステーション計画

高度400kmに建設される、多目的の有人宇宙施設

国際宇宙ステーションとは、高度400kmの地球周回軌道建設される多目的有人宇宙施設で、長期間滞在可能なように住居施設完備されています。1984年レーガン大統領の提唱により、アメリカ日本EUカナダ参加開発進められ1993年にはロシア加わりました

国際協力のもとに開発される宇宙ステーション
国際協力のもとに開発される宇宙ステーション

全長108m、最大幅74mの巨大なステーション

国際宇宙ステーション各国それぞれ開発した構成部分参加するので、各国責任をもってその構成部分運用します総合的なとりまとめアメリカおこないます1998年から宇宙ステーション建設はじまりました完成2008年ごろになる予定です。各国構成部分がすべて完成する全幅が約110m、太陽電池パドル広げたときの長さが75m、全体重量が約450tにもなります

実験・居住・補給の3つのモジュールが建造される

国際宇宙ステーションは、実験をおこなう「実験モジュール」、日常生活をおこなう「居住モジュール」、地上からの物資補給管理をおこなう「補給モジュール」からなっていて、常時6名の宇宙飛行士長期間滞在できますアメリカ実験用居住用のモジュール2個、日本実験用モジュール1個、EU実験用モジュール1個、ロシア実験用モジュール居住モジュール補給モジュールの3個を提供しますカナダステーション用のロボット・アーム担当します

日本も「きぼう」日本実験棟で参加

「きぼう」は主に「船内実験室」「船外実験プラットフォーム」という2つ実験スペースと、それぞれについている船内保管室船外パレット実験作業使用するロボットアーム衛星間通信システム6つから構成されます。船内実験室では微小重力環境利用した実験を行うスペースで、宇宙飛行士シャツ1枚活動できるようになってます。一方船外実験プラットフォームは、宇宙ステーション外部で、常に宇宙空間さらされ環境実験を行うことができるスペースで、国際宇宙ステーションなかでも非常に特殊です。

「きぼう」日本実験棟(イメージ)
「きぼう」日本実験棟イメージ




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