コンピュータによる計算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/01 16:54 UTC 版)
「ペプチドマスフィンガープリンティング」の記事における「コンピュータによる計算」の解説
上記のような質量分析によって直接得られる情報は、ピークリストと呼ばれる分子の質量電荷比の一覧である。この数値と Swiss-Prot や GenBank などの巨大データベース内の配列情報との比較検索が行われる。検索のためのソフトウェアは、データベース内のタンパク質配列を(未知のタンパク質を断片化した時と同じ方法、例えばトリプシンの切断規則をまねて)論理的に切断して断片を作る。この論理断片の質量が計算され、質量分析装置で実測されたピークリストの値との比較が行われる。比較の結果は統計的に処理され、一致する可能性のあるタンパク質が表として表示される。
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コンピュータによる計算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 14:18 UTC 版)
精度(ビット数)が低い浮動小数点数 を扱う計算機においては、球面余弦定理による計算では短い距離において大きな丸め誤差が発生してしまう。たとえば地球上においては1 kmの距離に対する中心角の余弦は0.99999999となる。 ただし現在用いられる64ビットの浮動小数点数においては数メートル以上の距離においては問題となるほどの丸め誤差は発生しない。 下記のhaversine関数による計算法を用いたほうが良条件である。 Δ σ = 2 arcsin sin 2 ( Δ ϕ 2 ) + cos ϕ 1 ⋅ cos ϕ 2 ⋅ sin 2 ( Δ λ 2 ) . {\displaystyle \Delta \sigma =2\arcsin {\sqrt {\sin ^{2}\left({\frac {\Delta \phi }{2}}\right)+\cos {\phi _{1}}\cdot \cos {\phi _{2}}\cdot \sin ^{2}\left({\frac {\Delta \lambda }{2}}\right)}}.\;\!} 歴史的に、この式は hav ( θ ) = sin 2 ( θ / 2 ) {\displaystyle \operatorname {hav} (\theta )=\sin ^{2}(\theta /2)} で定義されるhaversine関数の関数表を用いることで計算された。 この数式は球面上のほとんどの点の間において正確だが、対蹠点間においては誤差が大きい。すべての距離に用いることができる複雑な式としてVincenty formulaの全ての軸の経が等しい楕円という場合の下記の式がある。 Δ σ = arctan ( cos ϕ 2 ⋅ sin ( Δ λ ) ) 2 + ( cos ϕ 1 ⋅ sin ϕ 2 − sin ϕ 1 ⋅ cos ϕ 2 ⋅ cos ( Δ λ ) ) 2 sin ϕ 1 ⋅ sin ϕ 2 + cos ϕ 1 ⋅ cos ϕ 2 ⋅ cos ( Δ λ ) . {\displaystyle \Delta \sigma =\arctan {\frac {\sqrt {\left(\cos \phi _{2}\cdot \sin(\Delta \lambda )\right)^{2}+\left(\cos \phi _{1}\cdot \sin \phi _{2}-\sin \phi _{1}\cdot \cos \phi _{2}\cdot \cos(\Delta \lambda )\right)^{2}}}{\sin \phi _{1}\cdot \sin \phi _{2}+\cos \phi _{1}\cdot \cos \phi _{2}\cdot \cos(\Delta \lambda )}}.} プログラミングの際は通常の逆正接関数(atan())よりも atan2() 関数を用いたほうが、 Δ σ {\displaystyle \Delta \sigma } が全象限で出力されるため良い。 大円距離の計算は、航空機や船舶の経路計算の一部であり、大円距離以外に、出発点および中間の各点における方位角の計算も行う。
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