コンピュータによる目録(MARC)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 23:43 UTC 版)
「資料組織論」の記事における「コンピュータによる目録(MARC)」の解説
かつては目録といえば冊子やカード式のものが主流であったが、コンピュータの発達に伴い、目録もコンピュータ目録(MARC、Machine Readable Catalog)へと移行しつつある。カード式などの場合は目録ごとに個別のカードが必要となる(例えばタイトル目録と著者目録を作成する場合、同じカードが2枚必要となる)が、MARCの場合には多様な検索が可能となるのでデータは1種だけでよい。また、加除の手間もほとんどかからないなど、メリットが多い。 このMARCを利用した検索システムをOPAC(オパックあるいはオーパック、Online Public Access Catalog)と呼ぶ。直訳すると「オンライン公衆閲覧目録」であり目録を指しているようだが、実際はMARCを利用したシステムの総称である。また、ここで言うオンラインとは単なる回線の意であり、公衆回線という意味ではない。 近年ではインターネットの発達により、インターネットOPAC、WebOPACも登場。その数を急激に増やしている。更には複数のWebOPACを同時に検索できる横断検索なども登場してきており、利用者にとって非常に便利な環境が構築されつつある。
※この「コンピュータによる目録(MARC)」の解説は、「資料組織論」の解説の一部です。
「コンピュータによる目録(MARC)」を含む「資料組織論」の記事については、「資料組織論」の概要を参照ください。
- コンピュータによる目録のページへのリンク