コンピュータのテンキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:47 UTC 版)
コンピュータのテンキーは、通常キーボードの右側に設けられる。数値だけでなく、計算に多用するキーもまとめてある。 テンキーには、0から9までの数字と、加算(+)、減算(-)、乗算(*)、除算(/)に使用する記号、小数点(.)、NumLockキー、エンターキーの各キーが配置される。 テンキーは2つのモードを持つ。NumLockがオフになっているとき、8・2・6・4が方向キー(上・下・右・左)、7・1・9・3がホームキー・エンドキー・ページアップキー・ページダウンキーとして動作する。NumLockがオンになっているとき、数値計算用キーとして動作する。AppleのMacintoshにはNumLockキーがなく(代わりに「Clearキー」が搭載されている)、テンキーは常に数値計算用キーとして使用される。 メインキーボードの数字キーとテンキーの数字キーを区別する場合もある。少なくともISO/IEC 9995に準拠したキーボードにおいては、メインキーボードの数字キーを入力した場合とテンキーの数字キーを入力した場合では別のスキャンコードが発行される。区別して表記する必要がある場合、例えばテンキーの「0」キーは「NumPad0」などのように表示する。 テンキーだけを分離して、USBによって接続できるようにしたキーボードも発売されている。そのような分離型のテンキーには、スペースキーや、キャッシュレジスターや電卓によくある「00キー」が追加されているものもある。「00キー」はISO/IEC 9995規格に存在せず、実際は単に「0」を2回入力しているだけである。
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