ナムロック‐キー【num lock key】
NumLockキー
【英】numeric lock key, number lock key
NumLockキーとは、キーボード上やテンキーパッドなどにある特殊キーの1つで、キートップに[NumLock]や[NumLK]、[Num]と刻印されたキーのことである。
NumLockキーは、テンキー部分(テンキー上の数字キー、またはテンキーに該当する文字キー)によって数値を入力する状態を保つために用いられる。ちなみに、「Num」とは「Numeric」の略で、「数字の」という意味を持つ。NumLockキーは、トグル方式でオンとオフとを切り替える仕組みになっている。NumLockがオンになると、テンキー部分のキーを打鍵して数値や演算記号などが入力できる状態となる。また、キーボード上にあるインジケーターランプが点灯することによって入力状態を示すものが多い。
NumLockのオンとオフの切り替え方法や、数値入力用のキーの位置は、テンキー(キーボード上のテンキー、または外付けテンキーパッド)の有無によって異なる。テンキーがある場合は、NumLockキーを単独で打鍵するとNumLockがオンになり、テンキーが数値入力用のキーとなる。また、NumLockがオフになると、テンキーがカーソルキーとして機能するようになっているものが多い。
テンキーがない場合は、NumLockキーを他のキーと同時に打鍵するとNumLockがオンになり、テンキー部分に該当するキーが数値入力用のキーとなるものが多い。数値キーの位置は、一般的に、右手のホームポジション上下4段にある文字キーに割り当てられている。なお、パソコンにテンキーパッドを外付けで接続した場合は、テンキーパッドで操作するNumLockの切り替えは、パソコン本体のNumLockの状態とは連動されず、テンキーパッドのみで機能する。
キーの種類: | ファンクションキー Insertキー カーソルキー NumLockキー PageDownキー PageUpキー PauseBreakキー |
NumLockキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/08 01:15 UTC 版)
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NumLockキー(ナムロックキー、ニューメリックロックキー、数値ロックキー)はコンピュータ用のキーボードのキーの一つで、多くのキーボードではテンキー(数値キーパッド)の一部に存在する。NumLockキーによる数字入力モードのオン・オフにより、テンキーを数字入力の他に、カーソルキーなど別の用途に切り替えて使用できる。
概要
NumLockの「Num」はNumeric(数字)の略で、数字入力モードのオン・オフを行うキーである。
NumLockキーは、CapsLockキーやScrollLockキーと同じくトグル式のキーであり、キーを押すことでオン(有効)またはオフ(無効)の状態(モード)を切り替えられる。オン状態では、該当するキーが数字入力キーとして機能する。オフ状態では、該当するキーは別の機能(カーソルキー、文字入力キーなど)として機能する。オン・オフの状態はキーボードなどに備え付けのLEDで表示されることが多い。
経緯
IBM PC/XTの83キーボードでは、カーソルキーとテンキーが兼用になっており、NumLockキーを押すことでこれらを切り替えるようになっていた。Numlockがオンの場合はテンキー、オフの場合はカーソルキーとして使用できた。これによりキー数を節約でき、ゲーム等でカーソルを多用する場合に便利であった。
後継のPC/AT前期の84キーボードや後期の101キーボードでは、独立したカーソルキーが設けられたが、互換性確保のためテンキーのカーソルキー兼用とNumLockキーによる切替は継承された。このため以後のPC/AT互換機の大半のキーボードや、日本語109キーボードでも受け継がれている。
影響
現在のデスクトップパソコン用のキーボードの大半では、独立したテンキーおよびカーソルキーが搭載されているため、NumLockキーが元来の目的で使われることは稀である。NumLockキーは通常はオンになっているが、ユーザーが気付かぬうちにNumLockキーを触ってオフにしてしまうと、テンキーがカーソルキーの動作をするように変わるので、困惑する場合がある。
またノートパソコンなどテンキーのないキーボードの多くでは、NumLockキーは通常はオフになっており、オンにするとメインキー(文字キー)の一部がテンキーの動作をするように変わるものがある(例えば、Mが0、Jが1、Kが2、Lが3のように動作する)。なおこの場合は、仮にテンキー付きキーボードを接続して使う場合には、NumLockキーをオンにしないとテンキー部分が利用できない場合がある。
関連項目
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注 : 図は109キーボードのもの。106の場合はWindowsキー2つとアプリケーションキーが無い。 |
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