ゲルググ高機動型 R型
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メカニックデザイン企画『MSV-R』で設定された。初出の『ガンダムエース』2009年11月号では「キマイラ艦隊所属 ア・バオア・クー戦仕様」と表記されている。 脚部の装甲を取り外して大型のスラスター・ユニットを装備しており、この脚部が高機動型ザクIIに似ていることから「ゲルググR」の通称でも呼ばれる。更なる機動性の向上と引き換えに稼働時間が短縮されているが、使用者がキマイラ隊のエースパイロットであるためプロペラント不足は問題となっていない。 ツィマット社工場で2機が改装されて予備パーツと共に納入され、キマイラ艦内でB型1機がこの仕様に改修されている。 漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』では、ロック・ホーカー連邦軍大佐に雇われ、ラビアンローズ級ドック艦と合流しようとする連邦軍輸送艦「アンヴァル」を襲撃する、ゲルググ・タイプのみで構成される傭兵部隊の1機として2コマのみ登場、しかし2コマ目で撃墜される。キマイラ隊との関連は不明。 パーソナルカスタム機 ジーメンス・ウィルヘッド専用機 『MSV-R』に登場。「キマイラ」隊のジーメンス・ウィルヘッド大尉が搭乗する機体。青、白、黒のパーソナルカラーで塗装されている。漫画『ジョニー・ライデンの帰還』では、宇宙世紀0090年でもジーメンスが搭乗しており、コックピットは全天周囲モニター・リニアシートに改修されている。 エメ・ディプロム専用機 『MSV-R』に登場。「キマイラ」隊のエメ・ディプロム中尉が搭乗する機体。ジーメンス機と同様に青、白、黒で塗装されているが、塗り分けは異なる。一年戦争終戦後、連邦軍に接収され性能テストに用いられている。漫画『ジョニー・ライデンの帰還』でもエメはBR型に搭乗するが、モノクロでも一年戦争時との塗り分けの相違が確認できる。 デビッド・チェイスマン専用機 『MSV-R』に登場。「キマイラ」隊のデビッド・チェイスマン少佐が搭乗する機体。ジョニー・ライデンのB型と同様に赤と黒を基調とするが、左半身の多くは白黒のストライプで塗装されている。 マイヤー・メイ専用機 漫画『ジョニー・ライデンの帰還』に登場。元「キマイラ」隊で、宇宙世紀0090年にザンジバル改級「キマイラ」に再合流したマイヤー・メイが搭乗する機体。塗装は濃淡ブラウンと白を基調とし、3条のビーム刃を形成する輪形の投擲が可能な近接専用の特殊兵器「ビーム・チャクラム」(デザインは大河原邦男)を2基携行する。 ハインケル・バッツ専用機 漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』に登場。「キマイラ」隊のハインケル・バッツが搭乗する機体。脚部はBR型と同型だが、バックパックの代わりにオッゴを背負っており、型式番号は不明。頭部はB型ユーマ機およびマッキ機に近いが細部は異なる。両手にガトリング・ガンを携行し、その給弾ベルトはオッゴに繋がっている。シン・マツナガ大尉確保に参加、サイド3宙域ではマツナガのゲルググJにオッゴおよび武装を破壊される。 ヴィンセント・グライスナー機 ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のシナリオ「ミッシングリンク」に登場。「マルコシアス」隊隊長のヴィンセント・グライスナー曹長が搭乗する機体。「キマイラ」隊に遅れて納入された予備機がジョニー・ライデン少佐により譲渡されたもので、濃淡パープルとグレーのパーソナル・カラーで塗装されている。
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