グリニッジ天文台
(C)グリニッジ天文台 |
名称:グリニッジ天文台(王立グリニッジ天文台)
望遠鏡の種類:光学望遠鏡
国名:イギリス
所在地:イングランド
口径:250センチ(反射望遠鏡)ほか解説:王立の天文台として、1675年、ロンドンに設立されました。当時のグリニッジ天文台の場所に南北に通る経線を本初子午線(と呼び、経度の標準および世界時の基準としています。1945年から58年までに、ブリテン島南端海岸ハーストモンソー城に移設(北緯52度13分、東経0度06分、海抜30メートル)、元の天文台は海事博物館となりました。また、グリニッジ天文台主導で、アフリカ沖のスペイン領ラ・パルマ島に光学天文台が建設されました。なお、グリニッジ天文台は1998年10月で天文台としての活動を終了しています。
グリニッジ天文台をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
分類:天文台・観測所グリニッジ天文台をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?1.どのようないきさつで天文台がつくられたの?
1675年、当時のイギリスが必要としていた航海術の基礎となる恒星位置の正確な決定を研究テーマとしてチャールズ2世によって、ロンドン郊外にグリニッジ天文台が設立されました。
2.どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
初代台長のフラムスチュードは、現在の星図の元になる星の位置のカタログを作りました。第2代台長のエドモンド・ハレーは、周期彗星(ハレー彗星)を発見研究し、1758年の彗星出現を予言しました。グリニッジ天文台は長い間、位置天文学の中心的な存在でしたが、19世紀半ばから、太陽観測などの物理的観測もおこなわれ、近年は、星の動きの予測、星食などの近代、現代的な天文研究もおこなっています。1967年に完成した口径250センチのアイザック・ニュートン望遠鏡は、1983年にアフリカ沖のスペイン領カナリー諸島のラ・パルマ島に移設されています。
※参考文献:小平桂一ほか・監修「平凡社版天文の事典」平凡社、磯部秀三「世界の天文台」河出書房新社、国立天文台・編「理科年表」丸善、パトリック・ムーア・編/中村士ほか・訳「ギネスワールド天文と宇宙」講談社
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