イギリス赤外線望遠鏡とは? わかりやすく解説

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イギリス赤外線望遠鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/10 13:58 UTC 版)

夕暮れ時のUKIRT

イギリス赤外線望遠鏡 (United Kingdom Infra-Red Telescope, UKIRT) は、ハワイ島マウナケア山頂天文台群にある天文台1979年10月に観測を開始し[1]赤外線観測専用望遠鏡としては世界最大の口径3.8mを誇る。

イギリス Science and Technology Facilities Council が所有する望遠鏡であり、運営は同じくマウナケア天文台群に属するジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡 と同様に Joint Astronomy Centre が担っている[2]

現在、近赤外線観測用広視野カメラWFCAMを用いた深宇宙サーベイUKIDSSが主要なプロジェクトとして遂行されている[3]。7500平方度に及ぶ広い領域を、先行する赤外線サーベイ観測2MASSに比べて3等級暗い天体まで撮影する計画である。7年間通算1000夜を費やすこの計画[4]によって、銀河系内に位置する非常に低温の天体から赤方偏移が1を超える遠方の銀河が観測され、天文学の様々な分野に進展をもたらすことが期待されている。

なお、イギリスの財政難からJACによるUKIRTの運用は2013年12月31日をもって終了する予定である[5]。その後は、ハワイ大学、および運用資金の拠出公募に応じた機関が運用を行う。

関連項目

学問・技術

参考資料

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