新技術望遠鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/25 15:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動新技術望遠鏡(New Technology Telescopeもしくは NTT)は、チリのラ・シア天文台に設置された口径3.6メートルの望遠鏡である。
ファーストライトは1989年でESOが所有する。薄い鏡材でも鏡面を保つように能動光学(補償光学と混同しないように)を採用している。
他の望遠鏡でノルディック光学望遠鏡は軽量の鏡をアクチュエーターで支持している。NTTは完全な能動光学を初めて採用した望遠鏡である。その名前のとおり、数々の新技術が実証された。重要な項目に換気がある。熱源を望遠鏡の周辺から遠ざける必要がある。開発の成果はVLTに活用されている。 NTTは当初、ハッブル宇宙望遠鏡と同様の問題を抱えていた。鏡の検査時に使用されたヌルコレクターに原因があった[1] 。しかし、調整によって仕様通りの性能を出せるようになった。
現在 NTTには以下の3機の観測装置が使用されている。:
- SuSI-2 (Superb Seeing Imager, version 2)高解像度の光学画像を撮像できるCCDカメラ
- SofI ("Son of ISAAC", a VLT instrument), 近赤外波長撮像装置
- EMMI (ESO Multi-Mode Instrument),可視光撮像装置
脚注
- ^ WILLIAM J. BROAD (1990年8月10日). “Panel Finds Error by Manufacturer of Space Telescope”. New York Times. Mentions null corrector error that happened during the manufacture of the New Technology Telescope.
外部リンク
新技術望遠鏡と同じ種類の言葉
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