オーストラリア沿岸への機雷敷設とは? わかりやすく解説

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オーストラリア沿岸への機雷敷設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:54 UTC 版)

ピンギン (仮装巡洋艦)」の記事における「オーストラリア沿岸への機雷敷設」の解説

9月16日小麦積んだノルウェー船「Nordvard」を拿捕。「Nordvard」は捕虜179と共にフランスへ送られ11月22日到着している。10月8日ノルウェータンカー「Storstad」(8998トン)を拿捕。この船は停船命令警告射撃により停船した。オーストラリア沿岸への機雷敷設計画実施には2隻の船が必要であったため、「Storstad」は機雷敷設艦へと改装され、また貿易風意味するPassat」と改名された。ドイツ艦は貨物船改装したものが通例であったため疑われにくいなどの利点タンカーにはあった。機雷敷設予定は「ピンギン」は10月28-29日夜シドニーニューカッスル40個、10月31日-11月1日夜にホバート40個と、可能であれば11月6-7日夜スペンサー湾40個。「Passat」は10月29-30日夜Banks海峡30個、10月30-31日夜バス海峡東側40個、10月31日-11月1日夜にバス海峡西側40であった敷設はすべて支障なく実施された。「ピンギン」がスペンサー湾入り口機雷敷設していた11月7日夜にバス海峡東側イギリス船「Cambridge」(10846tン)が、翌日バス海峡西側アメリカ船「City of Rayville」(5883トン)が触雷沈没した。他に、機雷貨物船「Nimbin」(1052トン)とトロール船「Millimumul」(287トン)が沈み、「Hertford」(10923トン)が修理にほぼ1年要する被害受けている。「Cambridge沈没受けて巡洋艦キャンベラ」、「パース」、「アデレード」に機雷敷設した艦の捜索命じられている。 インド洋へ戻った「ピンギン」は11月17日亜鉛小麦羊毛積んだイギリス船「Nowshera」(7920トン)を発見深夜停船命じられると「Nowshera」は従った。この船は沈められた。11月20日冷凍肉、バター、卵を積んだイギリス冷蔵船「Maimoa」(10123トン)を発見。この時「ピンギン」は速度出せない状態であったため、クリューダーは搭載機をその船に向かわせた。その機は「Nowshera」のアンテナ破壊する停船命じ文書投下し、さらに近く爆弾投下した。しかし「Nowshera」は命令従わず飛行機攻撃し、また予備アンテナ設置して攻撃受けていることや位置など発信した。「ピンギン」に追いつかれ砲撃を受けると「Maimoa」の船長観念したその後、「Maimoa」は沈められた。「Maimoa」の発信パース受信され、「キャンベラ」がフリーマントルから現場へと向かった11月21日冷凍肉、バターチーズ積んだイギリス冷蔵船Port Brisbane」(8739トン)を追跡。夜、「ピンギン」から停船命じられると「Port Brisbane」の船長攻撃受けていると発信するよう命じた同船長は抵抗するつもりはなかったが、その発信により「ピンギン」の攻撃招き、「Port Brisbane」は船橋無線室破壊された。2隻のボートから「Port Brisbane乗員収容すると「ピンギン」は「Port Brisbane」を魚雷沈めた。もう1隻のボートはどこかへ消え去った。そのボート乗っていた者は「ピンギン」を捜索していた「キャンベラ」によって11月22日救助された。「キャンベラは」南西逃げていた「ピンギン」を発見できず、11月24日捜索打ち切っている。 11月24日捕鯨船団に対す作戦とそれに続くインド沿岸への機雷敷設命令届いた11月30日、「Storstad」(名前は元に戻された)からの船発見報告を受け、「ピンギン」はそちらへ向かった。その船は冷凍肉、バターチーズなどを積んだ冷蔵船Port Wellington」(8083トンであった日没後、点灯しないのを確認すると、「ピンギン」は発砲し無線室破壊狙った砲撃受けたPort Wellington」では通信士死亡船長重傷負い一等航海士が退船命令出した船長その後「ピンギン」艦上死亡した。「Port Wellington」は沈められた。クリューダーは大人数となった捕虜を「Storstad」でヨーロッパへ送ることに決めそのこと同船積み荷ディーゼル油がすべて残っていることを海軍軍令部連絡。それを知った仮装巡洋艦アトランティス」が同船からの給油求めたため、12月8日に「アトランティス」と会合したその後捕虜乗せた「Storstad」と別れた同船1941年2月4日フランス着いている。

※この「オーストラリア沿岸への機雷敷設」の解説は、「ピンギン (仮装巡洋艦)」の解説の一部です。
「オーストラリア沿岸への機雷敷設」を含む「ピンギン (仮装巡洋艦)」の記事については、「ピンギン (仮装巡洋艦)」の概要を参照ください。

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