オリックス・バファローズとの関係
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「富田林市立総合スポーツ公園野球場」の記事における「オリックス・バファローズとの関係」の解説
2013年からの愛称である「富田林バファローズスタジアム」は、富田林市とオリックス・バファローズを保有するオリックス野球クラブ(以下「オリックス球団」と略記)と「スタジアムニックネーム協定」を締結したことで付けられた。日本国内において、プロ野球の本拠地以外の球場に特定の球団の名称が使われたのは、「富田林バファローズスタジアム」が初めてである。ただし、呼称表示義務や契約料(ロイヤルティー)が生じないなどの点で、上記の協定は有償によるネーミングライツの契約と異なる。上記の協定を締結したきっかけは、2012年(平成24年)7月15日(日曜日)に、オリックス球団が「富田林市ドリームフェスティバル」のメインイベントとしてウエスタン・リーグ公式戦(対中日ドラゴンズ戦)を主催したことにある(11-3でオリックスが勝利)。この試合は、一・二軍を通じて、当球場では初めてのプロ野球公式戦であった。 オリックス球団では、スタジアム協定の締結を機に、ウエスタン・リーグ公式戦の主催試合を2019年(令和元年)まで毎年7月に開催していた。2013年(平成25年)からは、富田林市の近隣自治体(河内長野市・大阪狭山市・太子町・河南町・千早赤阪村)や、富田林市内および近隣にキャンパスを擁する私立大学(大阪大谷大学・大阪芸術大学・阪南大学)も公式戦の開催を後援。オリックス球団では、富田林市内にある富田林駅(近鉄長野線)・金剛駅(南海高野線)や河内長野市の河内長野駅(南海高野線と近鉄長野線の接続駅)と当球場の入口を結ぶ無料の送迎バスを、開催日に限って臨時で運行させている(バスの発着駅や運行ルートは開催年によって変動)。以下では、協定締結以降に開かれたウエスタン・リーグ公式戦のカードを記す。2013年7月14日:オリックス対福岡ソフトバンクホークス戦(7-5でソフトバンクが勝利) 2014年(平成26年)7月11日(土曜日)・12日(日曜日):オリックス対福岡ソフトバンク戦(いずれもオリックスが勝利) 2015年(平成27年)7月25日(土曜日)・26日(日曜日):オリックス対阪神タイガース戦(いずれも阪神が勝利) 2016年(平成28年)7月23日(土曜日)・24日(日曜日):オリックス対広島東洋カープ戦(1勝1敗) 2017年(平成29年)7月22日(土曜日)・23日(日曜日):オリックス対広島東洋カープ戦(いずれもオリックスが勝利) 2018年(平成30年)7月21日(土曜日)・22日(日曜日):オリックス対広島東洋カープ戦(いずれもオリックスが勝利) 2019年(令和元年)7月20日(土曜日)・21日(日曜日):オリックス対広島東洋カープ戦(いずれもオリックスが勝利) 日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している2020年(令和2年)には、オリックス球団が二軍の主催試合を本拠地(オセアンバファローズスタジアム舞洲)のみで実施するため、当スタジアムでの開催が見送られた。 オリックスの二軍では、2016年から、大阪府内に練習拠点を置く社会人・大学の硬式野球チーム(パナソニック、NTT西日本、日本生命、大阪ガス、関西大学、大阪商業大学、大阪産業大学)との間でトーナメント形式の「大阪プロ・アマ交流戦」を8月に開催。当スタジアムを一部の試合の会場として使用している。 「富田林バファローズスタジアム」の類似例として、東北楽天ゴールデンイーグルスが「フィールドサポートプログラム」として、東北6県の地方球場(2015年8月時点で18か所)を対象に「楽天イーグルス○○球場」と命名するシステムが実在する。このシステムも、野球の普及を目的とした地域との協力活動の一環であるため、前述のロイヤリティーは発生しない。
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