エクリーク17【エクリーク17】(果樹)
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登録番号 | 第15013号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | エクリーク17 よみ:エクリーク17 |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社愛媛柑橘資源開発研究所 | |
品種登録者の住所 | 愛媛県松山市南堀端町2番地3 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大和田厚、脇塚巧、長尾敏郎、菅原邦明、西山聡、稲田絵理子、高松光子、宮崎賢二、宇都宮敬之、篠崎宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「吉田ポンカン」の珠心胚実生に「ハムリン」の珠心胚実生を貼り接ぎした接合部から発生した周縁キメラから育成されたものであり、果形が球、果実の重さが中、果皮色が橙の育成地(愛媛県松山市)では1月中旬に成熟するオレンジ類である。樹姿は中間、樹の大きさはやや大、樹勢はやや強である。枝梢の太さは太、節間長及び枝梢のとげの多少は中である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は無、葉身の大きさは大、葉身長は短、葉身幅は中、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは太である。花序の形成は総状、花(花蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さ及び幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は中間、花粉の多少は中である。果実の形は球、果形指数は中、果頂部の形は円、放射条溝の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は中である。果心の充実度は粗、大きさはかなり大、果実の重さは中、果皮の色は橙、油胞の大きさは小、密度はやや密、凹凸は凹、果面の粗滑はやや滑、赤道部の果皮の厚さは薄、果皮歩合及び剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は少、甘味はやや高、酸味は低、香気の多少は多、種子数はかなり少、胚の色は白、数は多胚である。発芽期は中、成熟期は早で育成地においては1月中旬である。隔年結果性は低、裂果の発生は中、貯蔵性は長である。「ハムリン」と比較して、さじょうの色が濃橙であること等で、「吉田ポンカン」と比較して、剥皮が難であること、種子の胚の色が白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者の研究室(愛媛県松山市)において、「吉田ポンカン」の珠心胚実生に「ハムリン」の珠心胚実生を貼り接ぎした接合部から発生した周縁キメラから育成、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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