エクリーク15【エクリーク15】(果樹)
![]() |
登録番号 | 第12845号 |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | エクリーク15 よみ:エクリーク15 |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社愛媛柑橘資源開発研究所 | |
品種登録者の住所 | 愛媛県松山市南堀端町2番地3 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大和田厚、脇塚巧、長尾敏郎、菅原邦明、西山聡、稲田絵理子、高松光子、宮崎賢二、宇都宮敬之、篠崎宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ハムリン」と普通温州の珠心胚実生の胚軸を寄せ接ぎした接合部から発生した周縁キメラから育成されたものであり、果実の形が球、重さがやや重、果皮色が黄橙の育成地(愛媛県松山市)では12月上旬に成熟する極早のかんきつである。樹姿は中間、樹の大きさは中、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢のとげの多少は多である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさは中、葉身長は長、葉身幅は広、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さ及び太さは中である。花序の形成は総状、花(蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さは長、幅は広、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は中である。果実の形は球、果形指数は大、果頂部の形は円、放射条溝の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は無である。果心の充実度は中、大きさは大、果実の重さはやや重、果皮の色は黄橙、油胞の大きさは小、密度は疎、凹凸は凹、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは薄、果皮歩合は小、剥皮の難易はやや易である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は極多、甘味は中、酸味は極低、香気の多少は多、種子数は無である。発芽期及び開花期は中、成熟期は極早で育成地においては12月上旬である。隔年結果性及び裂果の発生は中、貯蔵性は長である。「ハムリン」と比較して、果実が重いこと、さじょうの色が濃橙であること等で、「南柑20号」と比較して、果皮の色が黄橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者のほ場(愛媛県松山市)において、「ハムリン」と普通温州の珠心胚実生の胚軸を寄せ接ぎした接合部から発生した周縁キメラから育成、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「Jオレンジ15」であった。 |
- エクリーク15のページへのリンク