アール・マクトゥーム国際空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/28 05:12 UTC 版)
アール・マクトゥーム国際空港 مطار آل مكتوم الدولي Al Maktoum International Airport |
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IATA: DWC - ICAO: OMDW | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 | ![]() |
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所在地 | ドバイ ジュベル・アリ | ||||||||
種類 | 民間 | ||||||||
運営者 | Dubai Airports | ||||||||
運用時間 | 24時間 | ||||||||
標高 | 52 m (170 ft) | ||||||||
座標 | 北緯24度53分10秒 東経55度10分20秒 / 北緯24.88611度 東経55.17222度座標: 北緯24度53分10秒 東経55度10分20秒 / 北緯24.88611度 東経55.17222度 | ||||||||
地図 | |||||||||
滑走路 | |||||||||
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空港の一覧 |

アール・マクトゥーム国際空港(英語: Al Maktoum International Airport アラビア語: مطار آل مكتوم الدولي)は、アラブ首長国連邦のドバイ近郊のジュベル・アリ地区にある世界最大級の国際空港である。
建設が進められている人工複合都市ドバイ・ワールド・セントラル計画の一つであり、滑走路6本を整備し、ドバイの物流の中心となる計画が進んでいる。さらに、計画が完了すれば、この空港はドバイ国際空港の約5倍の規模となり、最大2億6,000万人の乗客を収容できる世界最大の空港になる見込みとなっている。将来的には、ドバイ国際空港の全便が当空港に移転する計画になっている。
ドバイ・ワールド・セントラル国際空港(Dubai World Central International Airport)、ジュベル・アリ空港(Jebel Ali Airport)とも呼ばれる。
歴史
- 2010年6月20日、エミレーツ・スカイカーゴのボーイング777Fが香港から飛来し、当空港初の発着機となった。
- 2010年6月24日、部分開業した[1][2]。当初は貨物便のみが運航されていた。
- 2013年10月27日に旅客ターミナルが開業し、フライナス、ウィズエアーの発着が開始[3]。
- 2014年5月1日、エミレーツ・スカイカーゴがドバイ国際空港より移転し、ハブ空港として使用を開始した[4]。
- 2015年10月25日、フライドバイが新たに就航した[5]。
- 2017年11月12日、第15回ドバイ国際航空ショーが空港内にて開催された[6]。この航空ショーには日本の航空自衛隊のC-2輸送機も参加している。
- 2020年からCOVID-19感染拡大による航空需要減退によって、エミレーツ航空の運用を外れた余剰機体の整備保管空港として多くの機体を駐機している。
- 2024年4月28日、旅客ターミナルの建設による大規模な拡張計画が承認された。計画が完了すれば、この空港はドバイ国際空港の約5倍の規模となり、最大2億6,000万人の乗客を収容できる世界最大の空港になる。
就航航空会社
旅客便
航空会社 | 就航地 |
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キング・ハーリド国際空港(リヤド) |
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キング・ハーリド国際空港(リヤド) |
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ヴェラナ国際空港(マレ)、チューリッヒ空港(チューリッヒ) |
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季節運航: アムステルダム・スキポール空港(アムステルダム)、リヨン・サン=テグジュペリ国際空港(リヨン)、マルセイユ・プロヴァンス空港(マルセイユ)、トゥールーズ・ブラニャック空港(トゥールーズ) |
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季節運航: ケルン・ボン空港(ケルン)、シュトゥットガルト空港(シュトゥットガルト) |
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季節運航: ルクセンブルク=フィンデル空港(ルクセンブルク市) |
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季節運航: オスロ空港(オスロ)、ストックホルム・アーランダ空港(ストックホルム)、コペンハーゲン国際空港(コペンハーゲン) |
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季節運航: ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港(プラハ)、ブラチスラヴァ空港(ブラチスラヴァ) |
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季節運航: アンリ・コアンダ国際空港(ブカレスト) |
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季節運航: プルコヴォ空港(サンクトペテルブルク) |
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季節運航: ソチ空港(ソチ) |
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ヴヌコヴォ空港(モスクワ) |
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ソチ空港(ソチ)、ミネラーリヌィエ・ヴォードィ空港(ミネラーリヌィエ・ヴォードィ) |
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ドモジェドヴォ空港(モスクワ)、トルマチョーヴォ空港(ノヴォシビルスク) |
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ドモジェドヴォ空港(モスクワ)、コルツォヴォ国際空港(エカテリンブルク) |
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ヴヌコヴォ空港(モスクワ)、グロズヌイ国際空港(グロズヌイ) 季節運航: ロスキーノ国際空港(チュメニ)、スルグト国際空港(スルグト) |
貨物便
航空会社 | 就航地 |
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アムステルダム、香港、ロンドン(ヒースロー)、ミラノ(マルペンサ)、パリ(ド・ゴール) |
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アムステルダム、バンコク(スワンナプーム)、フランクフルト、ハノイ、ルクセンブルク、プラハ、台北(桃園) |
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アビジャン、アクラ、アディスアベバ、アムステルダム、バーレーン、バーセル、ベイルート、カイロ、カンピーナス、チェンナイ、アーメダバード、シカゴ、チッタゴン、コペンハーゲン、ダカール、ダンマン、ダッカ、ジブチ、エルドレット、エンテベ、フランクフルト、広州、北京/首都、ハノイ、香港、ヒューストン、カノ、ハルツーム、ラゴス、リロングウェ、ロンドン(スタンステッド)、ロサンゼルス、リヨン、メキシコシティ、モスクワ(ドモジェドヴォ)、ムンバイ、ナイロビ、ニューヨーク(JFK)、ワガドゥグー、キト、ソウル(仁川)、上海(浦東)、大阪/関西、東京/成田、シンガポール、シドニー、チュニス、サラゴサ、オスロ |
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アムステルダム、バーレーン、カンダハール、香港 |
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アムステルダム、バーレーン、チェンナイ、ドーハ、香港 |
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アムステルダム、クアラルンプール |
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イスタンブール(アタテュルク)、ムンバイ |
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深圳、香港、台北/桃園 |
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バクー |
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カラチ |
拠点航空会社
交通アクセス
脚注
- ^ ドバイの新空港が部分開業 貨物先行、世界最大目指す - 共同通信
- ^ 第2の国際空港が一部開業=ドバイ - 時事通信
- ^ 世界最大規模、ドバイの新国際空港に初の旅客機到着 -CNN.co.jp
- ^ エミレーツ・スカイカーゴ、貨物業務を新ターミナルへ移転完了 - Flight Liner
- ^ Flydubai begins operations from Dubai World Central - Gulf Business
- ^ 中パ共同開発戦闘機「梟竜」、ドバイ航空ショーに登場―中国メディア Record China(2017年11月14日)2017年12月9日閲覧
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、アール・マクトゥーム国際空港に関するカテゴリがあります。
- 公式ウェブサイト
アール・マクトゥーム国際空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:09 UTC 版)
「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の記事における「アール・マクトゥーム国際空港」の解説
ドバイ・ワールド・セントラル と呼ばれるアール・マクトゥーム国際空港は、2010年6月に運用を開始し 、2013年10月に乗客に開港された。 この空港は、ジュベル・アリに建設された「空港都市」ドバイ・ワールド・セントラルの中核施設として設計され、広さは54平方マイルに及ぶ。 シェイク・アール・マクトゥームは2010年7月に第1期工事を開始し 、2013年に空港を開港し、2014年には設計計画を承認した。 この空港は世界最大の空港として設計されていて、第1期拡張工事では1億2千万人の乗客と100機の2階建て巨大ジェット機「エアバスA380」を受け入れることを想定している。 ピーク時の空港の容量は、1億6千万人 から2億6千万人 の乗客と、1,200万トンの貨物を想定している。 2018年には、拡張計画が延期されたと報じられた。 プロジェクトの総費用は800億円以上になると予想されている。
※この「アール・マクトゥーム国際空港」の解説は、「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の解説の一部です。
「アール・マクトゥーム国際空港」を含む「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の記事については、「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
アラブ首長国連邦の空港 |
ドバイ国際空港 アルアイン国際空港 アール・マクトゥーム国際空港 ラアス・アル=ハイマ国際空港 アブダビ国際空港 |
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