アール・マクトゥーム国際空港とは? わかりやすく解説

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アール・マクトゥーム国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 03:41 UTC 版)

アール・マクトゥーム国際空港
مطار آل مكتوم الدولي
Al Maktoum International Airport
IATA: DWC - ICAO: OMDW
概要
国・地域 アラブ首長国連邦
所在地 ドバイ ジュベル・アリ
種類 民間
運営者 Dubai Airports
運用時間 24時間
標高 52 m (170 ft)
座標 北緯24度53分10秒 東経55度10分20秒 / 北緯24.88611度 東経55.17222度 / 24.88611; 55.17222座標: 北緯24度53分10秒 東経55度10分20秒 / 北緯24.88611度 東経55.17222度 / 24.88611; 55.17222
地図
DWC
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
12/30 I 4,500×60 舗装
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アール・マクトゥーム国際空港の計画図

アール・マクトゥーム国際空港英語: Al Maktoum International Airport アラビア語: مطار آل مكتوم الدولي)は、アラブ首長国連邦ドバイ近郊のジュベル・アリ地区にある世界最大級の国際空港である。ドバイ・ワールド・セントラル国際空港(Dubai World Central International Airport)、ジュベル・アリ空港(Jebel Ali Airport)とも呼ばれる。

概要

ドバイ国際空港までの距離は40kmの位置にある。空港名称は、かつてのドバイの首長であったマクトゥーム・ビン=ラーシド・アール=マクトゥームに因んで付けられた。

建設が進められている人工複合都市ドバイ・ワールド・セントラル英語版計画の一つである。計画では滑走路6本の巨大空港であり、ドバイの物流の中心となる。

2010年6月27日、部分開業し[1][2]、2013年10月27日に旅客ターミナルがオープン。旅客便の発着が開始された[3]

2014年5月1日エミレーツ・スカイカーゴドバイ国際空港より移転し[4]、2015年10月25日にはフライドバイが新たに就航した[5]

2017年11月12日、第15回ドバイ国際航空ショーが空港内にて開催[6]。この航空ショーには航空自衛隊C-2輸送機も参加している。

当初の計画では2017年に完全開業する予定になっていたが、2007年からの世界金融危機で2027年に延期された。その後も湾岸経済の減速によって建設計画は遅延し、2018年には開業予定が3年延期され2030年となった。さらに2019年には建設作業が資金不足により中断していることがわかった[7]。記事によれば、当空港の2018年の旅客受け入れ能力は年間2650万人に達しているが、利用客は後述の通り約90万人にとどまっている。

2020年からCOVID-19による航空需要減退によってドバイ政府系列エミレーツ航空の運用を外れた余剰機体の整備保管空港として多くの機体を駐機している。

利用者数

公式サイトによれば2016年に約85万人、2017年・2018年は約90万人の年間利用者があった。航空貨物の取扱量は2016年に89.8万トン、2017年に97.2万トン、2018年に98.8万トンとなっている。

就航航空会社

旅客便

航空会社就航地
フライナス キング・ハーリド国際空港リヤド)
フライアディール英語版 キング・ハーリド国際空港(リヤド)
ビオンド英語版 ヴェラナ国際空港マレ)、チューリッヒ空港チューリッヒ)
トランサヴィア航空季節運航: アムステルダム・スキポール空港アムステルダム)、リヨン・サン=テグジュペリ国際空港リヨン)、マルセイユ・プロヴァンス空港マルセイユ)、トゥールーズ・ブラニャック空港トゥールーズ)
ユーロウィングス季節運航: ケルン・ボン空港ケルン)、シュトゥットガルト空港シュトゥットガルト)
ルクスエア季節運航: ルクセンブルク=フィンデル空港ルクセンブルク市)
ノルウェー・エアシャトル季節運航: オスロ空港オスロ)、ストックホルム・アーランダ空港ストックホルム)、コペンハーゲン国際空港コペンハーゲン)
スマートウィングズ 季節運航: ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港プラハ)、ブラチスラヴァ空港ブラチスラヴァ)
アニマウィングス英語版 季節運航: アンリ・コアンダ国際空港ブカレスト)
アエロフロート・ロシア航空 季節運航: プルコヴォ空港サンクトペテルブルク)
ロシア航空 季節運航: ソチ空港ソチ)
ポベーダヴヌコヴォ空港モスクワ)
アジムート航空 ソチ空港(ソチ)、ミネラーリヌィエ・ヴォードィ空港ミネラーリヌィエ・ヴォードィ)
S7航空ドモジェドヴォ空港モスクワ)、トルマチョーヴォ空港ノヴォシビルスク)
ウラル航空ドモジェドヴォ空港(モスクワ)、コルツォヴォ国際空港エカテリンブルク)
UTエアー ヴヌコヴォ空港(モスクワ)、グロズヌイ国際空港グロズヌイ)
季節運航: ロスキーノ国際空港チュメニ)、スルグト国際空港スルグト

貨物便

航空会社就航地
キャセイパシフィック航空カーゴ アムステルダム香港ロンドン(ヒースロー)ミラノ(マルペンサ)パリ(ド・ゴール)
チャイナエアラインカーゴ アムステルダム、バンコク(スワンナプーム)フランクフルトハノイルクセンブルクプラハ台北(桃園)
エミレーツ・スカイカーゴ アビジャンアクラアディスアベバ、アムステルダム、バーレーンバーセルベイルートカイロカンピーナスチェンナイアーメダバードシカゴチッタゴンコペンハーゲンダカールダンマンダッカジブチエルドレットエンテベ、フランクフルト、広州北京/首都、ハノイ、香港、ヒューストンカノハルツームラゴスリロングウェロンドン(スタンステッド)ロサンゼルスリヨンメキシコシティモスクワ(ドモジェドヴォ)ムンバイナイロビニューヨーク(JFK)ワガドゥグーキトソウル(仁川)上海(浦東)大阪/関西シンガポールシドニーチュニスサラゴサ、オスロ
カリッタ・エア アムステルダム、バーレーン、カンダハール、香港
マーティンエアー アムステルダム、バーレーン、チェンナイドーハ、香港
マレーシア航空カーゴアムステルダム、クアラルンプール
ターキッシュ エアラインズカーゴイスタンブール(アタテュルク)、ムンバイ
ルフトハンザ航空カーゴ 深圳香港台北/桃園
シルクウェイウエスト航空 バクー
ロイヤル・ヨルダン航空カーゴ カラチ

拠点航空会社

交通アクセス

脚注

外部リンク


アール・マクトゥーム国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:09 UTC 版)

ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の記事における「アール・マクトゥーム国際空港」の解説

ドバイ・ワールド・セントラル と呼ばれるアール・マクトゥーム国際空港は、2010年6月運用開始し2013年10月乗客開港された。 この空港は、ジュベル・アリ建設された「空港都市」ドバイ・ワールド・セントラルの中核施設として設計され広さ54平方マイルに及ぶ。 シェイク・アール・マクトゥームは2010年7月第1期工事開始し2013年空港開港し2014年には設計計画承認した。 この空港世界最大空港として設計されていて、第1期拡張工事では1億2千万人の乗客100機の2階建て巨大ジェット機エアバスA380」を受け入れることを想定している。 ピーク時空港容量は、1億6千万人 から2億6千万人 の乗客と、1,200トン貨物想定している。 2018年には、拡張計画延期されたと報じられた。 プロジェクト総費用800億円以上になると予想されている。

※この「アール・マクトゥーム国際空港」の解説は、「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の解説の一部です。
「アール・マクトゥーム国際空港」を含む「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の記事については、「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム」の概要を参照ください。

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