arctic
「arctic」とは、「北極の」や「北極地方の」などの地名を表す英単語であるがそのほかにも「厳寒の」「極寒の」などの意味で用いられている英語表現である。
「arctic」とは「arctic」の意味
「arctic」とは、「北極の」「北極地方」など地名を表す言葉である。「北極」とは、北緯90°の地点にある北極点を中心として北極圏や北極海などすべての範囲を表している言葉である。北極点の周辺の海は、2〜3m程度の厚さの氷で覆われているため陸地のように見える。しかし、北極点はあくまでも海にあり、絶えず海水が移動しているため探すのは困難である。看板や標識などの設置もできないため、北極点を見つけるためには人工衛星などを利用して場所を特定する必要がある。北極点は、海の状況や季節などにより、海に浮かぶ氷の大きさや形がどんどん変化する。したがって、大陸である南極よりも北極点に到達するのは難しいとされている。一般的な北極のイメージは、常に氷に覆われているとてつもなく寒い場所というイメージであるが、実は夏になると北極点の周りの氷が溶けてなくなってしまうこともある。北極とはあくまでも北極点を中心とした地域を指す言葉であるため、北極圏に属するカナダやアメリカ、ロシア、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランドに属する島々も含まれている。
また、北極が寒い場所というイメージが強いことに由来して、「厳寒の」や「極寒の」などの意味としても用いられている。「厳寒」とは手足が震えてかじかんでしまうような非常に厳しい寒さのことを意味する言葉である。厳寒よりも更に酷い寒さのことを「極寒」と呼んでおり、息を吸うのも大変だと感じるほど寒い状況のことを表している。冬になると-20℃以下にまで冷え込むほどの場所のことを極寒の地と表現することもある。
「arctic」の発音・読み方
「arctic」の読み方は「アークティク」であり、発音記号は「άɚktɪk」である。発音するときのアクセントは、単語の冒頭「ア」につく。「arctic」の語源・由来
「arctic」の語源は、ギリシャ語で「北の」という意味を持っている「arktikos」である。また、現在のおおぐま座の下にある地域のことを指すことから、「クマ」という意味の「árktos」に由来しているという説もある。「arctic」の反対語
「Arctic」の反対語は、「Antarctic」である。「Antarctic」とは、「南極の」「南極地方の」という意味を持つ言葉である。「南極」とは、6大大陸の1つであり、南極点を中心に広がる陸地のことを指している。南極は地球上で最も寒い地域と呼ばれていて、最大で4kmもの厚さになる氷に大陸のほとんどが覆われている。また、1959年に締結された南極条約により南極を自国の領土と主張することが禁止されているため、どこの国にも属していないという特徴がある。世界中の国家が観測基地を置くことは許可されており、日本の昭和基地をはじめとした各国の観測基地が設置されている。また、近年一般向けにツアーやクルーズなども提供されており、クジラやオットセイ、ペンギン、アザラシなど運が良ければ様々な南極で暮らす動物たちの姿を見ることができる。「arctic」の使い方・例文
・I want to do an Arctic expedition once.(一度は北極の探検をしてみたい)「arctic」を「北極の」という意味で使用した例文である。人生に一度でいいから北極に行ってみたいという夢と希望を抱いている様子が伺える。
・The wildlife of the arctic is stout.(北極地方の野生生物はたくましい)
「arctic」を「北極地方の」という文章で使用した例文である。北極地方という厳しい条件で生きながらえているホッキョクグマやハクガンなどの野生生物について語りたい時に使うことができる。
・Hokkaido is land of Arctic.(北海道は厳寒の土地である)
「arctic」を「厳寒の」という意味で使用した例文である。冬の北海道は-20℃以下になる地域もあるため、「極寒の」という和訳でも問題ない。
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