アンブレラ社特殊部隊(Umbrella Sanitation Team)
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「バイオハザード (映画)」の記事における「アンブレラ社特殊部隊(Umbrella Sanitation Team)」の解説
アンブレラ社が保有する数多くの私設部隊の一つで、公にはできない極秘任務を担当する。ハイブ内の職員を抹殺した人工知能レッド・クイーンをシャットダウンするべくアンブレラによって派遣された。部隊名は各メディアごとに異なっており、映画劇中では隊員の制服に書かれた「Sanitation」の文字から「Sanitation Team(衛生部隊)」であることがわかるが、映画パンフレットや小説版等のメディアでは、原作ゲームにも登場した特殊部隊S.T.A.R.S.隊員であるとも記載されている。ただしこちらは、原作のようにラクーンシティ警察に併設されたS.T.A.R.S.部隊ではなく、あくまでアンブレラ社がハイブ調査のために極秘に編成したS.T.A.R.S.部隊であり、原作のようにラクーンシティ警察に併設された方のS.T.A.R.S.部隊は、後に公開された映画『II』に登場している。 ジェームス・P・シェイド(One) 演 - コリン・サーモン アンブレラ社特殊部隊隊長。37歳の黒人男性。隊員たちからは「ワン隊長」と呼ばれている。冷静沈着な性格で、隊員たちからの信頼は厚い。劇中中盤で他の3名の隊員らと共にレッドクイーンのレーザートラップにかかる。優れた身体能力を活かし、他の3名がレーザーにより切られていくなか、回避に成功していくものの、あと一歩のところで網状のレーザーグリッドにより細切れに焼き切られて死亡。のちの作品にてクローンとして敵役で登場する。 レイン・オカンポ(Rain) 演 - ミシェル・ロドリゲス アンブレラ社特殊部隊女性隊員。24歳。非常に気が強く、態度や言葉遣いの雄々しい女性。アリスとは戦友の様な絆で結ばれていく。劇中中盤でT-ウイルスに感染する。その後もアリスらと行動を共にし、抗ウィルス剤を投与されるも間に合わずゾンビ化し、マットの手で射殺される。なお、日本語吹き替え版ではゾンビ化する直前、吹き替えオリジナルの台詞が登場するが、演じた朴璐美のアドリブである。 チャド・カプラン(Kaplan) 演 - マーティン・クルーズ アンブレラ社特殊部隊隊員。32歳。コンピュータのプロで、IT担当。臆病な性格でプレッシャーに弱い。愛銃はトーラス・レイジングブルM431ピストル。 地下道でゾンビに襲われてアリスらと離ればなれになるが、終盤スペンスに閉じ込められたアリスらを救出し、自ら列車を運転するが、変異したリッカーにより捕食される。小説版では本性を見せたスペンスに後頭部を撃ち抜かれ死亡する。 リッカーに殺される瞬間、血や肉が飛び散らないのは、製作のジェレミー曰く「金がなくて」らしい。一方で監督のポールは「続編に出すかもしれない可能性を残した」と発言している。 J.D.サリナス(J.D.) 演 - パスクエール・アリアルディ アンブレラ社特殊部隊隊員。28歳。隊員の中でも重装備で前線を進むポイントマン。ヒスパニック系の出身で、同僚のレインとは親しい友人でもある。物語中盤、解除に手間取ったカプランに代わってロックされたドアを解除するも、奥に閉じ込められていた大勢のゾンビに襲われ死亡。後にゾンビ化してレインに襲い掛かるが、レインにより射殺される。 ヴァンス・ドリュー/コマンド 1(Vance Drew/Commando #1) 演 - Torsten Jerabek アンブレラ社特殊部隊隊員。ワン隊長と共にレッドクイーンがいるチェンバーに侵入した後、起動した最初のレーザートラップに指を切断され倒れる。ワン隊長に気をしっかり保つよう呼びかけられるも満身創痍であり、倒れたまま3本目のグリッド状のレーザーをかわせずに死亡する。 映画劇中で名前は明らかになっておらず、映画のエンドクレジットでは「Commando #1(コマンド 1)」と表記される。ヴァンス・ドリュー(Vance Drew)という名前は、原作:ポール・W・S・アンダーソン、著:キース・デカンディードの本作の小説版「Genesis (Resident Evil)」(日本未発売)にのみ記載されている。 アルフォンソ・ワーナー/コマンド 2(Alfonso Warner/Commando #2) 演 - Marc Logan-Black アンブレラ社特殊部隊隊員。ワン隊長と共にレッドクイーンがいるチェンバーに侵入した後、起動した2本目のレーザートラップをかわそうとしてジャンプしたところ、レーザーが彼のジャンプに合わせて追尾してきたため、かわし切れず胴体を切断されて死亡する。 映画劇中で彼の名前は呼称されず、映画のエンドクレジットでは「Commando #2(コマンド 2)」と表記される。ただし映画序盤の特殊部隊員がハイブに潜入した際に、メンバーがレッドクイーンの監視カメラにスキャンされた際に彼の名前が表示されており、ワーナー(Warner)という名前であることが確認できる。また、本作の小説版「Genesis (Resident Evil)」では、フルネームがアルフォンソ・ワーナー(Alfonso Warner)であると記載されている。 オルガ・ダニロワ/衛生兵(Olga Danilova/Medic) 演 - Elizabeth May Brice アンブレラ社特殊部隊女性隊員。衛生兵を担当しており、映画序盤の列車で気絶したスペンスを発見した際は彼の介抱を行った。その後ワン隊長と共にレッドクイーンがいるチェンバーに侵入した後、起動した最初のレーザートラップに首を切断されて死亡する。 映画劇中で名前は明らかになっておらず、映画のエンドクレジットでは「Medic(衛生兵)」と表記される。オルガ・ダニロワ(Olga Danilova)という名前は、本作の小説版「Genesis (Resident Evil)」にのみ記載されている。
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