アイソラー・ツアーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アイソラー・ツアーの意味・解説 

アイソラー・ツアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 08:07 UTC 版)

Isolar Tour
2月28日のトロント公演での写真
デヴィッド・ボウイ の コンサート・ツアー
関連アルバム ステイション・トゥ・ステイション
初日 1976年2月2日
最終日 1976年5月18日
行程 2
公演数 65
デヴィッド・ボウイ ツアー 年表
Diamond Dogs Tour
(1974)
Isolar Tour
(1976)
Isolar II Tour
(1978)
2月28日のトロント公演での写真

アイソラー・ツアー英語: Isolar Tour)は、イギリスのミュージシャンであるデヴィッド・ボウイ1976年に行った、アルバムステイション・トゥ・ステイション』のリリースに伴うコンサート・ツアーシン・ホワイト・デューク・ツアー[1]ステイション・トゥ・ステイション・ツアー[2]ホワイト・ライト・ツアー[3]としても知られる。

概要

このツアーでボウイは、『ステイション・トゥ・ステイション』の表題曲英語版で紹介される架空の人物「シン・ホワイト・デューク英語版 (痩せた青白き公爵)」を演じ、インタビューではアドルフ・ヒトラーナチス・ドイツを擁護する発言をしたり[4]、ファンに向かってナチス式敬礼を行ったり(ボウイ本人はこれを否定している)した[5]ことで物議を醸した。

3月23日ユニオンデール英語版公演は録音され、『ライヴ・ナッソー・コロシアム '76英語版』として2010年に『ステイション・トゥ・ステイション』のスペシャル・エディションとデラックス・エディションの一部としてリリース[6]2016年には『フー・キャン・アイ・ビー・ナウ? 1974-1976英語版[7]に収録、2017年に初めて単独作品としてリリースされた[8]

セットリスト

これは1976年5月7日にイングランドロンドンで行われたライブのセットリストであり、ツアー期間中の全てのセットリストを表すものではない[9]

  1. アンダルシアの犬[注 1]
  2. ステイション・トゥ・ステイション英語版
  3. サフラジェット・シティ
  4. フェイム
  5. ワード・オン・ア・ウィング英語版
  6. ステイ英語版
  7. 僕は待ち人英語版
  8. クイーン・ビッチ英語版
  9. 火星の生活英語版
  10. 5年間英語版
  11. デトロイトでのパニック英語版
  12. チェンジス
  13. TVC 15 (ワン・ファイヴ)英語版
  14. ダイアモンドの犬英語版
    アンコール
  15. 愛しき反抗英語版
  16. ジーン・ジニー英語版

演奏された曲

ハンキー・ドリー』から

ジギー・スターダスト』から

『アラジン・セイン』から

ダイアモンドの犬』から

ヤング・アメリカンズ』から

ステイション・トゥ・ステイション』から

  • ステイション・トゥ・ステイション英語版
  • ゴールデン・イヤーズ英語版
  • ワード・オン・ア・ウィング英語版
  • TVC 15 (ワン・ファイヴ)英語版
  • ステイ英語版

その他の曲

参加ミュージシャン

ツアー日程

日付 都市 会場 観客数 収益
北米
1976年2月2日 バンクーバー カナダ パシフィック・コロシアム 不明 不明
1976年2月3日 シアトル アメリカ合衆国 シアトル・センター・コロシアム
1976年2月4日 ポートランド 退役軍人記念コロシアム
1976年2月6日 デイリーシティ カウ・パレス
1976年2月8日 イングルウッド ザ・フォーラム
1976年2月9日
1976年2月11日
1976年2月13日 サンディエゴ サンディエゴ・スポーツ・アリーナ
1976年2月15日 フェニックス アリゾナ退役軍人記念コロシアム
1976年2月16日 アルバカーキ アルバカーキ・シビック・オーディトリアム
1976年2月17日 デンバー マクニコルズ・スポーツ・アリーナ
1976年2月20日 ミルウォーキー メッカ・アリーナ
1976年2月21日 カラマズー ウィングス・スタジアム
1976年2月22日 エバンズビル ロバーツ・ミュニシパル・スタジアム
1976年2月23日 シンシナティ リバーフロント・スタジアム
1976年2月25日 モントリオール カナダ モントリオール・フォーラム
1976年2月26日 トロント メープルリーフ・ガーデンズ
1976年2月27日 クリーブランド アメリカ合衆国 公会堂
1976年2月28日
1976年2月29日 デトロイト オリンピア・スタジアム
1976年3月1日
1976年3月3日 シカゴ 国際円形劇場
1976年3月5日 セントルイス キール・オーディトリアム
1976年3月6日 メンフィス ミッドサウス・コロシアム 11,673 $85,015[10]
1976年3月7日 ナッシュビル ナッシュビル・ミュニシパル・オーディトリアム 7,700 $51,000[10]
1976年3月8日 アトランタ オムニ・コロシアム 不明 不明
1976年3月9日 ジャクソンビル ジャクソンビル・コロシアム
1976年3月11日 ピッツバーグ シビック・アリーナ
1978年3月12日 ノーフォーク ノーフォーク・スコープ
1976年3月13日 ランドーバー キャピタル・センター
1976年3月14日
1976年3月15日 フィラデルフィア スペクトラム 36,000 $260,000[11]
1976年3月16日
1976年3月17日 ボストン ボストン・ガーデン 不明 不明
1976年3月19日 バッファロー バッファロー・メモリアル・オーディトリアム 12,000 $87,235[11]
1976年3月20日 ロチェスター ロチェスターコミュニティ戦争記念館 8,358 $58,720[11]
1976年3月21日 スプリングフィールド スプリングフィールド・シビック・センター 6,752 $46,572[11]
1976年3月22日 ニューヘイブン ニューヘイブン・コロシアム 不明 不明
1976年3月23日英語版 ユニオンデール ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアム
1976年3月26日 ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデン
ヨーロッパ
1976年4月7日 ミュンヘン 西ドイツ オリンピアハレ 不明 不明
1976年4月6日 デュッセルドルフ フィリップスハレ
1976年4月10日 西ベルリン ドイチュラント・ハレ
1976年4月11日 ハンブルク 西ドイツ コングレス・センター・ハンブルク
1976年4月12日
1976年4月13日 フランクフルト フェストハレ・フランクフルト
1976年4月14日 ルートヴィヒスハーフェン フリードリヒ・エーベルト・ハレ
1976年4月17日 チューリッヒ スイス ハレンシュタディオン
1976年4月24日 ヘルシンキ  フィンランド UKKホール
1976年4月26日 ストックホルム  スウェーデン ロイヤル・テニスホール
1976年4月27日
1976年4月28日 ヨーテボリ スカンジナヴィアム
1976年4月29日 コペンハーゲン  デンマーク ファルコナー・センター
1976年4月30日
1976年5月3日 ロンドン イングランド エンパイアプール
1976年5月4日
1976年5月5日
1976年5月6日
1976年5月7日
1976年5月8日
1976年5月11日 ブリュッセル ベルギー フォレスト・ナショナル
1976年5月13日 ロッテルダム オランダ アホイ・ロッテルダム
1976年5月15日
1976年5月17日 パリ フランス パビリオン・デ・パリ
1976年5月18日

脚注

注釈

  1. ^ ショウの開始前に上映された。

出典

  1. ^ Nicholas Pegg, The Complete David Bowie, Reynolds & Hearn Ltd, 2004, ISBN 1-903111-73-0
  2. ^ Pimm Jal de la Parra, David Bowie: The Concert Tapes, P.J. Publishing, 1985, ISBN 90-900100-5-X
  3. ^ David Buckley, Strange Fascination: The Definitive Biography of David Bowie, Virgin Books, 1999, ISBN 1-85227-784-X
  4. ^ Borschel-Dan, Amanda (2016年1月11日). “From 'Heil Hitler' to 'Shalom, Tel Aviv,' the many incarnations of David Bowie”. The Times of Israel. 2016年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月22日閲覧。
  5. ^ Paytress, Mark (January 2007). “The Controversial Homecoming”. Mojo Classic (60 Years of Bowie): 64. 
  6. ^ 『Station To Station』豪華盤!”. HMV. 2021年3月22日閲覧。
  7. ^ [Europe Edition, Box Collection,Import, Vinyl Who Can I Be Now?: 1974-1976]”. HMV. 2021年3月22日閲覧。
  8. ^ Live Nassau Coliseum '76”. タワーレコード. 2021年3月22日閲覧。
  9. ^ David Bowie Setlist at Wembley Empire Pool, London, England” (英語). 2021年3月22日閲覧。
  10. ^ a b Billboard Box Office 20/3/1976”. 2021年3月22日閲覧。
  11. ^ a b c d Billboard Box Office 3 April 1976”. 2021年3月22日閲覧。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アイソラー・ツアーのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイソラー・ツアー」の関連用語

アイソラー・ツアーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイソラー・ツアーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイソラー・ツアー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS