ピンナップスとは? わかりやすく解説

ピンナップス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 01:00 UTC 版)

『ピンナップス』
デヴィッド・ボウイカバー・アルバム
リリース
録音 1973年7月 -
1973年8月
Chateau d’Herouville Studios, George Sand Studio, Pontoise, France
ジャンル ロック
時間
レーベル RCAレコード
プロデュース ケン・スコット
デヴィッド・ボウイ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(全英アルバムチャート
  • 23位(Billboard 200
  • ゴールドディスク
  • ゴールド(イギリス
  • デヴィッド・ボウイ アルバム 年表
    アラジン・セイン
    (1973年) 
    ピンナップス
    1973年
    ダイアモンドの犬
    1974年
    『ピンナップス』収録のシングル
    1. 愛の悲しみ
      リリース: 1973年10月
    テンプレートを表示

    ピンナップス』(原題:Pin Ups)は、イギリスミュージシャンであるデヴィッド・ボウイによるカバー・アルバム。

    1973年10月19日RCAレコードよりリリースされた。

    その後、1990年EMI(米国ではRYKO)よりCD化され再発売されており、その際にボーナストラックとして未発表テイクが2曲追加されている。

    解説

    ボウイのキャリアにおいて、唯一の全曲カヴァー・アルバム。本作の制作背景には、肥大化した「ジギー・スターダスト」のキャラクターから脱却し、原点回帰を考えたことがあった。

    全曲が1960年代の作品のカヴァーである。ほとんどは英国のバンドの曲であるが、B1のオリジナルのイージービーツのみがオーストラリアのバンドである。内訳はプリティ・シングス(A1、B3)、ゼム(A2)、ヤードバーズ(A3、B4)、ピンク・フロイド(A4)、モージョズ(A5)、ザ・フー(A6、B5)、イージービーツ(B1)、マージーズ(B2)、キンクス(B6)。

    バック・バンドのスパイダース・フロム・マースにメンバー・チェンジが生じ、ドラマーがウッディー・ウッドマンジーからエインズレー・ダンバー(のちにジャーニーホワイトスネイクなどで活躍)に交替。また、ミック・ロンソンは本作を最後にボウイと一旦別れて、次に共演するのは1990年代のことであった。

    ジャケットでボウイと並んでいる女性は、有名モデルのツイッギー

    全英1位、全米23位を記録。

    収録曲

    A面
    # タイトル 作詞・作曲 オリジナル・アーティスト 時間
    1. 「ロザリン」(Rosalyn) ジミー・ダンカン、ビル・ファーレー プリティ・シングス
    2. 「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」(Here Comes The Night) バート・バーンズ ゼム
    3. 「アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド」(I Wish You Would) ビリー・ボーイ・アーノルド ヤードバーズ
    4. シー・エミリー・プレイ(See Emily Play) シド・バレット ピンク・フロイド
    5. 「エヴリシングス・オールライト」(Everything's Alright) ニッキー・クローチ、ジョン・コンラッド、サイモン・ステイヴリー、スチュアート・ジェームス、キース・カールソン モージョズ
    6. アイ・キャント・エクスプレイン(I Can't Explain) ピート・タウンゼント ザ・フー
    B面
    # タイトル 作詞・作曲 オリジナル・アーティスト 時間
    7. 「我が心の金曜日」(Friday On My Mind) ジョージ・ヤング、ハリー・ヴァンダ イージービーツ
    8. 「愛の悲しみ」(Sorrow) ボブ・フェルドマン、リチャード・ゴッテラー、ジェリー・ゴールドスタイン マージーズ
    9. 「ドント・ブリング・ミー・ダウン」(Don't Bring Me Down) ジョニー・ディー プリティ・シングス
    10. 「シェイプス・オブ・シングス」(Shapes Of Things) ポール・サミュエル=スミス、ジム・マッカーティー、キース・レルフ ヤードバーズ
    11. エニウェイ、エニハウ、エニホエア(Anyway,Anyhow,Anywhere?) ピート・タウンゼント、ロジャー・ダルトリー ザ・フー
    12. 「ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン」(Where Have All The Good Times Gone) レイ・デイヴィス キンクス
    合計時間:
    ボーナストラック(1990年盤)
    # タイトル 作詞・作曲 オリジナル・アーティスト 時間
    13. 「グローイング・アップ」(Growin' Up (Previously Unreleased from Pin Ups Sessions)) ブルース・スプリングスティーン ブルース・スプリングスティーン
    14. 「アムステルダム」(Port Of Amsterdam(1973 B Side Of Sorrow)) ジャック・ブレル、モート・シューマン ジャック・ブレル

    参加ミュージシャン





    固有名詞の分類


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