ろ座
名称:ろ座
学名:fornax
小分類:南半球
構成する主な星雲、星団、恒星:NGC1316(渦巻き銀河)/ろ座銀河群/ろ座星系(球状銀河)
日本で観測できる時期:11〜2月までの4カ月間
見ごろの季節:秋(20時正中は1月中旬)
エリダヌス座に囲まれるように位置する星座で,化学実験用の炉をかたどっています。18世紀のフランスの天文学者ラカーユによって作られたもので、彼の星座図には上にガラスの実験器具を乗せ、赤々と火が燃えるレンガ作りの炉が描かれています。ただしこの星座は、一番明るい星でも4等星で、しかも形がはっきりしないので、肉眼観察向きではありません。しかし星座の南東部には、NGC1316をはじめとするたくさんの銀河系が集まる「ろ座銀河群」をもち、中央部には、楕円形銀河「ろ座星系」があるため、天文学者の観測対象向きとは言えるでしょう。「ろ座星系」は、私たちの銀河系を含む「局部銀河群」の一員で、約75万光年の距離にあります。
1.見つけ方のポイント
秋の空の地平線すれすれに昇る星座です。くじら座の南にありますので、くじら座の前足のあたりから下(南方向)を見ていくと、横(東西)に伸びるジグザグの星の並びが見つかります。それがろ座ですが、暗い星座である上に形がはっきりしないので、見分けることは難しいでしょう。
2.神話の内容について
18世紀のフランスの天文学者N・L・ラカーユ(1713〜62年)が、1750年代に作った星座です。彼の発表した南天星図の中に書かれたもので、火をおこして金物を作ったり薬品を煮たりする「炉」をかたどったものだと言われています。神話とはまったく関係ありません。ラカーユは、アフリカ大陸の南端、現在の南アフリカ共和国のケープタウンに住み、南天の星の研究を行いました。
3.同じ時期に見える星座について
秋の南の空の地平線低くに昇る星座で、秋の星座や南半球の星座と一緒に見ることができます。まず北にはくじら座やうお座が見え、東にはエリダヌス座やちょうこくぐ座を見ることができます。また西にはちょうこくしつ座やみなみのうお座、南にはほうおう座などを見ることができます。
4.主要都市での観測について
日本全国で観測することができます。
※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)
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