室根神社祭のマツリバ行事とは? わかりやすく解説

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室根神社祭のマツリバ行事

名称: 室根神社祭のマツリバ行事
ふりがな むろねじんじゃさいのまつりばぎょうじ
種別1: 風俗習慣
保護団体名: 室根神社保存会
指定年月日 1985.01.12(昭和60.01.12)
都道府県(列記): 岩手県宮城県
市区町村(列記): 岩手県一関市岩手県大船渡市宮城県気仙沼市
代表都道府県 2県以上
備考 旧暦閏年翌年旧暦9月1719日
解説文: 古く熊野神をこの地に勧請した伝えられる室根神社祭り行事は、万治二年(一六五九)の『東山折壁村風土記中に初見するように古い伝統継承するもので、現行では祭り初日十七日にこれまでの準備完了して関係者一同が南流神社(この地方開拓神を祀るとされ除穢【じよえ】に霊験がある)に参詣する中日【なかび】の十八日には新たに造営した仮宮かりみや】をロクシャクガシラ(陸尺頭)の管理移し諸役分担する一同がマツリバソロイ(仮宮前に勢揃い)する。第三日目十九日には室根神社神輿二基が室根山合目鎮座する山宮暗闇のなかで発輿【はつよ】し、途中タウエダン(田植壇)と呼ばれる場所で農耕に関する行事行い、山降りして里の仮宮お旅所)へ渡御する等の行事次第繰りひろげる。
 祭り行事は、室根村中心に気仙地方の二市三町二村十三地区にまたがる氏子中従来からの決まり役割に就いて関与し仮宮所在するマツリバでは二基の神輿による先着競い等があって安着された後、簀垣めぐらした前庭扇の舞鈴の舞奉納引き続いて、その外側設けられババ馬場)で、荒馬先陣ホロ母衣先陣呼ばれるものやダシホロとも言い、肩担ぎされるものが多い)の行列連なるババは、幅約二メートル一周約五〇メートル荒馬先陣行列では、各ハヅナ鼻綱持ち従え武者礼服姿を装った乗馬面々先頭警固役旗持ち等を従えた頭【かしら】が立つ。続くホロ先陣大名行列模したものと言われその最後尾にはキョクロク呼ばれる作り物登場する荒馬の背に乗せられた造である。
 又、六基のダシには、三二担ぎ四〇担ぎ等のものがあり、マツリバソロイの折り決められ順番に従って練りまわされ、オモテダシには合戦の場、ウラダシには昔話題材にした作り物出来具合競われる
 この祭りは、荒馬祭りとも称され従来稲刈り後、麦まきを行うまでの時期なされた伝えられる。マツリバ行事厳格なジンヤク制によって分担され三歳上の雄馬選定して人馬一体となり、荒馬先陣・キョクロク・ダシ等を繰り出すなど祭り古態良く止めている。



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