ブイ‐アール【VR】
読み方:ぶいあーる
ブイ‐アール【VR】
VR
【英】:VR (virtual reality)
バーチャルリアリティの略称. 実際にはその場に存在しない世界を, あたかもその場に存在するかのように体験したときに感じる現実感, あるいはそういった感覚を生み出すことのできる技術を指す. 技術的な原点は, 1968年にサザーランド (I. Sutherland) が発表した"A Head-Mounted Three Dimensional Display"にあるが, 言葉そのものは, 1989年に世界初の商用VRシステムRB2(Reality Built for Two)を発表したVPLリサーチ社の社主ラニエ (J. Lanier) が使い始めたことに端を発する.
VR
ニコンの手ブレ補正機構の名称。VRは、Vibration Reductionの略。レンズ内の 2種類のセンサーがカメラのブレ ( ピッチングとヨーイング ) を検出。光学系の一部がブレをなくす方向に駆動して、撮影者によって異なる手ブレ限界シャッタースピードから3段階相当の手ブレ軽減効果を発揮する。
また、平成17年11月1日発表のAF-S DX VR ズームニッコールED 18-200mmF3.5-5.6G(IF)は、このVRをベースにジャイロセンサーの高性能化などシステム全体の精度を上げた結果、これまでよりも1段分高い、シャッター速度約4段分相当の手ブレ軽減効果を発揮し、「次世代手ブレ補正(VR II)」へと進化している。
このように、当初はレンズシフト式のレンズ内手ブレ補正機構を指していたVRだが、平成18年の夏以降、言葉の意味が少々変わってきた。というのも、コンパクトデジタルカメラのクールピクスS10やL5に搭載されたCCDシフト式手ブレ補正機能や、クールピクスS8/S7に搭載された電子式手ブレ補正機能も含めて、手ブレ補正にかかわる技術全般をVRと呼ぶように変わったのである。手ブレ補正(VR)機能といっても、光学式/電子式、レンズシフト式/CCDシフト式といろいろあることを覚えておこう。
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