その他方法論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 08:26 UTC 版)
「ステークホルダーマップ」の記事における「その他方法論」の解説
ステークホルダーマップはあくまでサービスを開発するうえでの方法論の一つであり、サービスを企画し完成させるまでの流れの中で例えば、以下の様なツールが存在する。 カスタマージャーニーマップ カスタマージャーニーマップとはユーザーがサービスを利用する際にユーザーが接する様々な段階のタッチポイントと、 その時生じる感情の起伏をサービス利用時の流れに沿って視覚化するツール。 他のツールとの相違点としては、ユーザーを取り巻く環境をわかりやすく理解することに重点を置いていることである。 また慶應義塾大学SFCデザイン思考研究所によると、“無意味に思えることも、実際は驚くべきインサイトを生み出す金塊でありえます。”と説明されているように、ユーザーの日常の何気ないことから、サービスの改善点や新たな発見が見つかることがある。 マインドマップ 表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げ、つなげていく。思考を整理し、発想を豊かにし、記憶力を高めるために、想像 (imagination) と連想 :(association) を用いて思考を展開する。この方法によって複雑な概念もコンパクトに表現でき、非常に早く理解できるとされ、注目され始めている シックスハット法 シックスハット法はエドワード・デ・ボノ氏によって開発されたアイデア思考法である。並行思考を活用し、その場にいるメンバーが同じ視点に立って議論を展開していくことを複数回繰り返すことで半強制的にアイデアを生み出す方法である。シックスハットの名の通り、白(事実・情報):客観的立場から事実のみを述べる 赤(感情・気分):感情や気分を述べる 黄(楽観):議論するテーマの長所のみを述べる 黒(悲観):議論するテーマの短所やリスクを述べる 緑(発展・想像・可能性):以上で上がった意見をまとめる 青(プロセス):議論の方法や過程を考察する の6つの帽子を随時かぶりながら話し合いを進めていく。どの帽子から始めるか、特に制限がないが青の帽子から被り最後も青の帽子を被り討論するのが無難である。 PREP法 Point(ポイント、結論)、Reason(理由)、Example(例)、Point(ポイント、結論)の頭文字を取ったものであり、アイデアを論理的に、具体的に組み立てていくための方法である。アイデアについてのポイントや結論を書く なぜそう考えたのかという理由を書く 理由の根拠となるような具体的な例を挙げる 理由や例を踏まえて再度要点や結論を書く 上記の4つの工程を繰り返しアイデアをより具体化していくことがPREP法の目的である。
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