その他文学とは? わかりやすく解説

その他文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:53 UTC 版)

琵琶湖」の記事における「その他文学」の解説

菅原孝標女による『更級日記』や鎌倉時代阿仏尼による『十六夜日記』にも琵琶湖周辺光景記述されており、中世文学においては竹生島信仰が、『平家物語』謡曲竹生島』などの作品取り上げられている。戦乱世になると、謡曲自然居士』や室町時代小唄集めた閑吟集』において琵琶湖人買舟密漁といった荒々しい様相描写されるうになるが、一方軍記物においては義経記』などに琵琶湖登場しているものの、湖上の戦の様子描いた作品ほとんどない江戸時代については、松尾芭蕉による 四方より花吹き入れ鳰の海 などの琵琶湖畔で詠んだ90あまりの俳句と『幻住庵記』、そして上田秋成による夢物語夢応の鯉魚」(『雨月物語』)が傑作として挙げられる近現代琵琶湖関連する小説としては、次のようなものがある(丸括弧内はおもな関連する土地)。 小泉八雲鮫人恩返し』(瀬田の唐橋)『果心居士の話』 泉鏡花瓔珞品(ようらくぼん)』 岡本かの子金魚繚乱』(大津井上靖『星と祭』(長浜芝木好子群青の湖』(近江八幡葛籠尾崎室町時代描いた谷崎潤一郎盲目物語』は、湖上描写少ないものの、作品世界竹生島沈鬱な影を色濃く帯びており、秦恒平みごもりの湖』では藤原仲麻呂の乱の、成澤邦正『琵琶湖浮城』では室町末期水茎の岡の湖上の戦が描かれている。琵琶湖汚染自然破壊扱った作品としては、早く1919年大正8年)の近松秋江湖光島影』があり、第二次世界大戦後高度経済成長期には西口克己びわ湖』が発表されている。また、中上健次日輪の翼』や平成小林恭二カブキの日』にも琵琶湖前者瀬田の唐橋後者堅田)を舞台とした描写があるが琵琶湖そのものにはわずかしか触れられておらず、松村 (2001, p. 268) は自然破壊などにより琵琶湖生命力衰えたためだと述べている。

※この「その他文学」の解説は、「琵琶湖」の解説の一部です。
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