夢応の鯉魚とは? わかりやすく解説

夢応の鯉魚

作者上田秋成

収載図書ちくま文学 4 変身ものがたり
出版社筑摩書房
刊行年月1988.2

収載図書変身ロマン新装版
出版社立風書房
刊行年月1990.9


夢応の鯉魚

作者ラフカディオ・ハーン

収載図書怪談奇談
出版社講談社
刊行年月1990.6
シリーズ名講談社学術文庫


夢応の鯉魚

作者峰原うらら

収載図書世にも妖しく恐ろしい雨月物語
出版社青春出版社
刊行年月2000.7


夢応の鯉魚

作者後藤明生

収載図書雨月物語
出版社学習研究社
刊行年月2002.7
シリーズ名学研M文庫


夢応の鯉魚

作者中村晃

収載図書怪奇幻想 雨月物語
出版社勉誠出版
刊行年月2005.11


夢応の鯉魚―雨月物語より

作者上田秋成

収載図書変身ロマン
出版社学習研究社
刊行年月2003.5
シリーズ名学研M文庫


夢応の鯉魚

読み方:ムオウノリギョ(muounorigyo)

作者 石川淳

初出 昭和28年

ジャンル 古典新釈


夢応の鯉魚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 10:23 UTC 版)

雨月物語」の記事における「夢応の鯉魚」の解説

「夢応の鯉魚」の典拠は、天明3年刊行された『近古奇談 諸越の吉野』にすでに、『醒世恒言第二十六巻 「薛録事服證仙(薛録事シテ仙ヲ証スルコト)」であることが分っていたほか、後藤丹治によって、さらにその原典明の時代白話小説古今説海』 「服記」も参照されたことが指摘されている。 主人公興義は、近江国三井寺画僧として有名であった。特にの絵を好み夢の世界多く遊んだあとに、その様子を見たまま描いた絵を「夢応の鯉魚」と名づけていた。そして、の絵は絶対にひとに与えことはなかった。そんな興義が、病に罹って逝去した。だが、不思議とその胸のあたりが温かい弟子たちはもしかしたら、とそのまま置いておくと、三日後に興義生き返った興義は、檀家の平の助の殿がいま新鮮な膾などで宴会をしているはずだから、これを呼びなさい、と命じて、使をやると、果たして、まさしく平の助は宴会をしている最中であった興義は、助などに向って、宴会様子事細かに言い、そしてなぜ分ったのか、訣を話し始めた。 病に臥せっているうちに興義は、自分死んだことにも気づかないで、頼り琵琶湖にまで出て入り泳いだもっと自由に泳ぎたく、のことを羨んでいたところ、海若わたづみ)に体をにしてもらえた。そこから、興義は、自由気儘泳ぎだした。ここから近江八景など琵琶湖名所を巡る道行き文は三島由紀夫から「秋成企てた窮極の詩」と激賞されている。 しかしその内興義急に餓えるようになり、餌に飛びついたところ釣られてしまい、助の屋敷まで連れてこられ、助け求める声も聞かれずに、刀で切られてしまうところで目が覚め、ここにいるのだ、と。助はこの話を大い不思議に思ったけれど、残っていた膾を湖に捨てさせた。病が癒えた興義その後天寿を全うした。その際興義の絵を湖に放すと、紙から離れて泳ぎだしたという。興義弟子の成光も、がこれを見て蹴ったと伝わるほどの、素晴しい絵を描くことで有名だったという話である。

※この「夢応の鯉魚」の解説は、「雨月物語」の解説の一部です。
「夢応の鯉魚」を含む「雨月物語」の記事については、「雨月物語」の概要を参照ください。

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