その他ルール変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 03:11 UTC 版)
「2018 FIFAワールドカップ」の記事における「その他ルール変更」の解説
サッカーのルール等を決定する唯一の機関のIFABが認可したため、2018年3月16日のFIFA評議会(旧FIFA理事会)では、他に今大会では「決勝トーナメント以降、公式戦交代枠3人に加え、延長戦に入った場合に限り4人目の交代を認めること」、「テクニカルエリアに、コーチング(選手への指示)目的の情報を外部から送信することの許可とそれに伴い小型の携帯端末をベンチに持ち込むことを許可」も決定した。 2018年5月16日、上記の決定を受け、FIFAはトラッキングシステムが試合中取得したプレーのデータを全出場国がリアルタイムに活用するシステム導入を発表した。ベンチの代表スタッフとスタンドから試合を観察及び分析するアナリスト(今、試合を行っている代表の分析官)にそれぞれ1台ずつFIFA公認タブレット端末を提供。トラッキングシステムは2台のカメラを使用し、選手とボールに関する位置データを取得。統計処理したデータとライブの映像がアナリスト向けに設置されたサーバーに転送され、タブレットのアプリでそれらを参照できる。アナリストは選手のプレーデータを解析して、試合の状況をつかむ。アナリスト向けの専用アプリを使えば、戦術の検討ポイントを絞り込める。タブレット端末でポイントを書き込んだ静止画を、ベンチの代表スタッフ(テクニカルスタッフ)に送り、アシスタントコーチと無線で話し合うこともできる。さらにアシスタントコーチはチャットツールを使ってメッセージを返答するなど、スタンドのアナリストと戦術などについて試合中に議論することが可能になる。試合の分析結果は、FIFAが試合後に、各チームに提供する。 今大会から、大陸予選とグループステージ(GL)における順位決定にフェアプレーポイント(FPP)が導入された。 「反則ポイント#FIFAワールドカップ」を参照 国際サッカー連盟(FIFA)によると、FPPが順位決定の基準として大会の規定に盛り込まれたのは今大会が初めてで、H組が初適用になった。FPPは、 イエローカード(警告) - マイナス1点 警告2回によるレッドカード(退場) - マイナス3点 一発退場 - マイナス4点 警告を受けた上で一発退場- マイナス5点 と定められていて、合計点が大きい(減点が少ない)チームのGL順位が上になる。
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