その他の関連事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 19:41 UTC 版)
近鉄応援団は2000年に「チャンステーマ2」のタイトルで新たなチャンステーマを発表、赤いタオルマフラーをファンが頭上に掲げて曲の終盤に右回りに一周するという斬新なものであった。この応援スタイルは、既にロッテ応援団により行われていた「タオル回し」を見た球団から応援団へタオル回しをしてほしいと要望があるも「あれはかっこいいけど、タオルを回したらパクリになるから」という理由で確立された。その後毎年のようにチャンステーマを作り続け、2003年の「チャンステーマ5」まで作った(その後、オリックスと合併して「新チャンステーマ1」が作られ、以前の「チャンステーマ1」、「チャンステーマ3」、「チャンステーマ5」が使われなくなっている) チャンステーマの中にはチームが終盤負けている時にかかる曲もあり、結果としてはそのまま負ける場合が多いため「敗北のテーマ曲」と揶揄される事もある(近鉄のチャンステーマIVなど)。また曲によっては、演奏された際に打席に立っている選手はほとんど打てないというものもあり、ファン・応援団同士で曲が流れた際の打率を検証し真剣に議論(打てないから流すな、等)がされたこともある。巨人では2006年に3度の大連敗を喫した際に、連敗の原因が全く打てない打線にあるとして、チャンスでないにも関わらず、チャンステーマを流した事もあった(ただし、結果として貧打解消にはならなかった)。 日本ハムは稲葉篤紀が在籍していた2014年まで、チャンスの場面で稲葉が打席に立つと、ファンファーレとともにファンが飛び跳ねる「稲葉ジャンプ」をチャンステーマとして取り入れていた。 また、日本ハムの宮城球場を除く地域限定のチャンステーマは、ポストシーズンでは該当地域外でも全て演奏される。 西武は主催試合でチャンスになると、チャンステーマ1、またはチャンステーマ3のイントロがアナウンスで流れる事があり、そのアナウンスのイントロに続く形で応援団がチャンステーマを流す事がある。これはチャンス時に、観客をより一層盛り上げるという演出効果のメリットがある。しかし一方で、たまに応援団が意図した曲と違う曲のイントロが流れる事があり、応援団を中心に不満が飛び交うといったデメリットもある。その為、1人の選手の攻撃の最中にも関わらず、応援団がアナウンスで流れた曲から違う曲に途中で変える事もしばしばある。特に、チャンステーマ4が作成された2011年以降、この傾向がより顕著になる。 中日は最終戦や優勝が掛かった試合やポストシーズンなどの最終回でチャンステーマメドレーが流れることがある。2013年までは、「パウエル」→「川又」→「平野」→「狙い撃ち」の順番で流れていたが、2014年の応援歌一新、及びその後の新応援歌追加を経て、2020年現在では「チャンステーマ2」→「チャンステーマ3」→「チャンステーマ4」→「チャンステーマ1(サウスポー)」→「チャンス決めてくれ」の順番となっている(実際には「サウスポー」が2019年シーズン途中で使用自粛となったため、「決めてくれ」が使用開始された2019年以降の最終戦におけるチャンステーマメドレーではサウスポーの演奏は省略され全曲演奏されない状態になっているが、使用自粛前の2019年4月30日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)勝利後の外野応援席での応援団主導による二次会で、「平成最後のチャンステーマメドレー」という形で一度だけ5曲全曲によるメドレーが実現している)。 2020年は新型コロナウイルスの感染防止策のため、球場内では大声を出さない・トランペット演奏の禁止などの応援規制がされた。そのため、チャンスが訪れた際は事前に応援団が演奏したチャンステーマを録音したものを球団スタッフの判断で球場内のスピーカーから半永久的に流したり、応援団が別の場所でテレビ中継を見ながら演奏している音を球場内に流すなどの措置を取った。この措置は主催球団の裁量によるもののため、原則ホームチームに対してのみ行われた。なお、日本ハムなど一部の球団では主催試合でもチャンステーマの使用を見送っている。
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