きしだぎんこう

デジタル大辞泉

きしだ‐ぎんこう〔‐ギンカウ〕【岸田吟香】

読み方：きしだぎんこう

［1833〜1905］新聞記者。岡山の生まれ。名は銀次。ヘボンの「和英語林集成」の編集に協力。のち、東京日日新聞の記者。東亜同文会などを創設し、日中文化交流に尽力した。

世界宗教用語大事典

きしだぎんこう 【岸田吟香】

明治期のジャーナリスト・事業家。美作（岡山県）出身。本名銀次。緒方洪庵に蘭学を学ぶ。『海外新聞』発行。Ｊ・Ｃ・ヘボンのもとで日本最初の和英辞書『和英語林集成』を編む（一八六七年）。米人と『横浜新報もしほ草』を発行。東京日日新聞記者。ヘボンから習った眼薬を売り、富を得た。著『清国地誌』他。青年時代、数寄屋橋教会の日曜学校教師。（一八三三～一九〇五）

近代日本人の肖像

岸田吟香 きしだ ぎんこう

• 写真1：十大先覚記者伝
• 白黒 ; 9.3×6.7cm

天保4年4月8日～明治38年6月7日（1833～1905）

岡山生まれ、新聞記者。江戸で漢学を学び、元治元年（1864)横浜でJ･C･ヘボンの『和英語林集成』の編集に協力。慶応元年（1865)浜田彦蔵（ジョセフ・ヒコ）の海外新聞創刊に参加。明治元年（1868)にはバン･リードと横浜新報もしほ草を創刊した。6年(1873)東京日日新聞に入社、翌7年(1874)台湾出兵に従軍し、日本最初の従軍記者となった。10年(1877)退社。その後は事業家として、中国との貿易、文化交流にも活躍した。ヘボンから学んだ目薬「精水」の製造販売も有名。

キーワード	ジャーナリスト
号・別称等	銀次(ぎんじ)

著作等（近代デジタルライブラリー収載）

1. 英語手引草 / ケーエスアソム撰 錦誠堂, 〔187-〕 <YDM300672>
2. 上記鈔訳　歴史部. [1], [2], [3] / 大友能直原輯 ; 森下景端閲 ; 吉良義風鈔訳 中外堂〔ほか〕, 明10.7 <YDM1485>
3. 清国地誌. [1], [2], [3] / 岸田吟香著 岸田吟香, 明15.5 <YDM26555>
4. 新刊五彩万国輿地分図 / 岸田吟香編 楽善堂, 明38.10 <YDM27259>
5. 大清一統輿地分図 / 岸田吟香編 楽善堂, 明39.5 <YDM27117>

（注：この情報は、国立国会図書館ホームページ内の「近代日本人の肖像」の内容を転載しております。掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。）

Weblio日本語例文用例辞書

「きしだ ぎんこう」の例文・使い方・用例・文例

• 駅に着きしだいお電話ください
• 都合がつきしだい来てください
• そこに着きしだい，必ず電話をください
• 工事の進み具合が確認できしだい、連絡します。
• 後期の品物が用意できしだいすぐに連絡します。
• 準備ができしだい、私はあなたに書類を送ります。
• 着きしだい君に連絡するよ。
• 向こうに着きしだい知らせてください。
• わかった。機械が空きしだい送る。
• 彼女の心臓は怖さのためにどきどきしだした.
• 数学はからっきしだめです.
• 料理はからっきしだめだ.