うけみとは? わかりやすく解説

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受身

読み方:うけみ
別表記:受け身
英語:passive

「受身」または「受け身」は、「自ら対象働きかけるではなく対象からの働きかけを受ける」ということ意味する語。対象動作主体となり、自分動作受け手となる形。要するに「~される」ということである。「受動じゅどう)」ともいう。

文法における受身

文法分野では、「受身」は「主語動作作用を《する》のではなく《される》」という表現形式(=態)を指す。「受動態」「被動態」あるいは「受身形」などと呼ばれる

受動態は「能動態」と対をなす。能動態は「主語が~する」という一般的な形式表現である

日本語では受身は「れる」「られる」等の助動詞によって表現される

英語では受身は「be動詞過去分詞」という叙述形式表現される

格闘技における受身

柔道あるいはプロレスなどにおける「受け身」は、相手投げられる等し倒れ込む際の衝撃和らげる分散させる)ために行う動作のことである。後方倒れる際に地面(床やリング)を腕で払うように打つ動作代表的

性格や態度を指す受身

人の性格・態度行動様式などを指していう「受身」は、自分ら行動を起こすではなく他人からの干渉受けてはじめて行動するさま(傾向・性向)を形容する表現である。「消極的である」「積極的でない」「能動的でない」と言い換えられる。

他者からの提案勧誘指示命令受けてら行動しがちで、自分意思決定して自分行動しはじめることの少ないような態度は、「受身な態度」である。

性的プレイにおける受身

性風俗用語としての「受身」は、相手主導権握らせてされるがまま」になること、および、そのようになる人のことである。自分から積極的に触った吸った揉んだりしようとせず、相手のしたいようにさせること。客の態度を指すばかりとは限らず、「客のしたいようにさせるキャスト(のプレイ)」を指すこともある。

うけ‐み【受(け)身】

読み方:うけみ

攻撃されて、もっぱら防ぐ立場にあること。「鋭い追及にあって—に回る」

他から働きかけられるだけで、こちらから積極的に出ない消極的な態度・ようす。「—の学習自分のためにならない

柔道で、投げられたり倒されたりした際、けがをしないように腕で床を打ったりして衝撃やわらげて倒れ方法。「—をとる」

文法で、主語が他からの動作作用を受ける意を表す言い方文語では、動詞未然形助動詞「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)、口語では助動詞「れる」「られる」を付けて言い表す受動態


うけみ

出典:『Wiktionary』 (2018/05/03 15:15 UTC 版)

名詞

うけみ(け)

  1. 自分は何もせず、他人からの動作受けて何かをすること。
  2. 柔道合気道などで、攻撃によって怪我をしないよう倒れる方法
  3. 文法における受動態

関連語

対義語

形容動詞

うけみ(け)

  1. 自分は何もせず、他人からの動作受けて何かをする。

対義語



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