いわくとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > いわくの意味・解説 

いわ‐く〔いは‐〕【×曰く】

読み方:いわく

【一】【二】名詞化。「実は」と打ち明けるべき内容の意》隠れた事情理由。「—のありそうな古時計

【二】《「い(言)う」のク語法》(副詞的に用いて)言うことには。「古人—」

かぐや姫の—、なんでふ去ることかし侍らむと言へば」〈竹取〉


いわ・く【稚く】

読み方:いわく

[動カ下二子供じみている。幼稚な振る舞いをする。

「—・けたる遊び戯れ心入れたるわらはべの有様など」〈源・若菜上

[補説] 歴史的仮名遣いは「いわく」か「いはく」か未詳


いわ・く〔いはく〕【結く】

読み方:いわく

[動カ五(四)いわえる」に同じ。

乃公(おれ)が舐(な)めて遣ったり、—・いて遣ったり」〈紅葉多情多恨

[可能] いわける


いわく

・く結わく結く〔「ゆわく」の転〕[名] ゆわく。(ひも・縄を)結ぶ。結びつける〈高〉

いわく

[多]=結く結わく(ゆわく)=結ぶ、縛る

塩飽

読み方
塩飽いわく

曰部

(いわく から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 17:04 UTC 版)

康熙字典 214 部首
日部 曰部 月部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

曰部(えつぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では73番目に置かれる(4画の13番目)。

概要

「曰」の字は発話の内容を導く動詞(いわく - と・ - という)であり、『説文解字』によると口から呼気が出る様子に象るという。偏旁の意符としては発話に関することを示す。

白川静は、「曰」を祝詞の容器であるサイ (漢字学)の蓋を少し開けて、中の祝祷の書を見ようとする形といい、字源上曷・曹・書・替などがこれに従うという。

しかし、曰部が収める漢字は、上記の偏旁だけではなく、字源的に曰とは関係なくとも、多くの日部以外の「日」の形を筆画に持つ漢字を収めており、多くは「日」よりも横長にデザインされている。例えば「曲」は字源的に曰とは関係がない象形文字だし、「更」も字源上「丙」と「攴」から成っていた(㪅)のが楷書に至る過程での字形の変化によりもはや原型を留めておらず、これらの字についてはやむを得ず便宜的に楷書の筆画によって「曰」の形を抽出して曰部に所属させているだけである。

現代の中国の簡体字の部首分類法では、曰部は日部に統合されており、日本の漢和辞典でも一部ではそうしている場合がある。

部首の通称

  • 日本:ひらび・いわく
  • 中国:扁日頭
  • 韓国:가로되왈부(garodwoe wal bu、いわくの曰部)
  • 英米:Radical say

部首字

例字


「いわく」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「いわく」の関連用語

1
100% |||||

2
岩倉市 デジタル大辞泉
100% |||||

3
岩国市 デジタル大辞泉
100% |||||



6
92% |||||

7
固体惑星 デジタル大辞泉
92% |||||

8
太陽系外惑星 デジタル大辞泉
92% |||||

9
岩倉 デジタル大辞泉
92% |||||

10
灼熱巨大惑星 デジタル大辞泉
92% |||||

いわくのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



いわくのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
北海道方言辞書北海道方言辞書
Copyright © 1997-2025 by akaringo. All rights reserved.
あがつま語☆実用会話講座あがつま語☆実用会話講座
Copyright (C) 2025 あがつま語☆実用会話講座 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの曰部 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS